いくでっ！ぬい☆ダン (ページ7)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:4,046 hit

勘違い→嬉しいことページ7

重岡side

重「きききき君はさっきの…。

な、何か用か？」

小「はい！

話そうとしたら先輩、
猛ダッシュでどっか行っちゃうんですもん！」

重「んあぁ、ご、ごめんな？

心づもりできてへんくて…。」

小「心づもり？実は俺…。」

次に出る言葉を待って目をつぶる。

でも、思ってたのと違う言葉が出てきた。

小「俺、この部活に入りたいんすよ！！」

藤「声、デカッ！」

小「ありがとうございますっ！」

藤「褒めてへんわっ！」

ん？ちょっと待って？？

しげちゃん頭おかしくなったかな？

さっき確かに好きって小瀧ってやつの口から聞いたぞ？

チラッと見ると神ちゃんは笑いを抑えきれなそうな顔をして、
彼に話しかける。

神「君、ぬいぐるみが好きなん？」

小「はい！

姉ちゃんの影響でずーっと、ぬいぐるみ大好きなんですよ！

放課後、ぬいぐるみに触れられる部活なんて無いやないですか！

なら入るしかないと思って！

でも、俺男やから言うのが恥ずかしくて…。」

え？もしかして、『好き→ぬいぐるみ』？

もじもじしてたのは、
ぬいぐるみ好きなことを言うのが恥ずかったから？

と言うことは、俺の勘違い？

重「よかったぁぁぁ！！」

小「え？そんなに喜んでくれるんですか？？

嬉しいです！」

いや、これは安堵の「よかった」なんやけど…。

そこに神ちゃんが代わりに入ってくれた。

神「んまぁ、入ってくれるのなら、大歓迎やで？

よろしくな？俺は、神山智洋。」

藤「俺、藤井流星。」

小「よろしくお願いします。神山先輩、藤井先輩！」

って言うのが、小瀧との出会いやな。

言うなれば、俺の黒歴史。

恥ずかしいったらありゃしない…。