5.昨年のこと ページ7
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1年と少し前ー
高専に入学してから少し経った日のことだった。
寮での一人暮らしも落ち着き始め、GMW(ゴーイングマイウェイーーつまり自己中)な五条さんのいない暮らしを満喫し始めていた。
最後の引っ越しの段ボールを片すべく、みんなと別れてホームルーム後の廊下を歩いていると、ふとよく知る声に引き止められた。
五条「…A、ちょっとこっちにおいで。」
声の主はちょいちょいと手招きをして自販機近くの校舎裏に私を誘導した。
『なに？』
五条「…あのさ、…ちょっと、言いづらいんだけどさ。」
『…え？何ですか？らしくない。』
あーとかうーとか言いながら天を仰いでいる様子が五条先生らしくなさすぎてこちらも息を呑み少し身構える。
…これでやっぱなんでもなーいとか言われて揶揄われたら、貴重な時間を費やしてやった分この人から託されたブラックカードを湯水のように使いまくってやろうと思う。
老後のために熱海辺りに別荘を買うのも良いかもしれない。
…まあ老後まで生きていられたらの話だが。
五条「…あー、傑がさ、どうもお前のこと狙ってるっぽいんだよね。」
『…は？…え、私、何か夏油さんに殺したいほど恨まれるようなことした？』
五条「いや、命を狙われてるんじゃなくて。
恋人にしたいとか抱きたいとか、そういう意味。」
『………尚更意味がわかりません。』
五条「だよね！？僕もまっっったくわかんない。
あーあれかな！？実は幼女趣味なのかな！？ははっ」
『…いや笑い事じゃないんですけど。』
そもそも10年前から夏油さんとも一応面識はあるのだ。
つまり出会った時私はまごう事なき子供で、そういう対象になるとは1ミリたりとも思えない。
…え、本当に幼女趣味なのか？
いや、もしそうなら10年前とっくに喰われるもしくは何かしらのアクションで見抜けた筈だ。
それにあの時私を攫ってきた五条さんに「…悟、流石に幼女誘拐は私は擁護できないよ。」なんて言っていたのを思い出して少なくともあの時は常識的な人だった筈だよな？と思い直す。
いや待って。
それどころか「コイツのことどっちか引き取ってくんね？」って言われて、私の術式を知った彼は「私は死んでもゴメンだよ。」って最上級の拒絶の言葉を放ったはずなのだ。
五条「ってことでお前彼氏作れよ。」
『…え？』
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sou(プロフ) - 平和で甘い世界観！好きです♡♡ (2022年1月31日 22時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ひなりーズさん» コメントありがとうございます！♡五条悟の方から飛んで来てくださるとは！感動です(*^ ^*)それはもう確実に"蒼"ですね！笑 そう言って貰えてとっても嬉しいです！！こちらこそアイラブユーです♡(^^)笑 (2021年10月26日 21時) (レス) id: d771ac194a (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - 夏油さん…残り香でわかっちゃう域に達しないでね…これ以上はやべぇよ、？五条さんの方から使えもしない術式順転“蒼”で跳んできました!(?)めっちゃ面白いです！あいらぶゆーｱﾙﾃｨﾒｯﾄです！ (2021年10月26日 18時) (レス) @page41 id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2021年10月7日 17時
