気まずい ページ40
ニノside
翔先生、どんな顔して入ってくるかな。
昨日は落としてみせると宣言したものの、一晩経って、先生が俺の告白をどう思っているのか少しだけ怖かった。
今まで通りに話しかけてくれるはず、ないよね…
もう告白する前のように接してくれることはないんだろうな。
だって俺は同性を好きになっちゃったんだから。
ガラッ
あっ翔先生が入ってきた。
…俺の方を見ないようにしてる。
ちょっぴり悲しかった。
挨拶をし、出席確認をする。
出席番号順に見ていくのを見て、もしかしたら見てくれるんじゃないかと期待した。
そしたら期待通り、翔先生は俺を見てくれた。
目が合う。
微笑もうとしたけど、すぐにそらされてしまった。
ショックだった。
……もしかして、軽蔑してるのかな。
そんなことはないと思うけど、聞いてみないとわからない。
HR終わったら、聞こう。
終わった瞬間教室を出ていった先生を俺はすぐに追いかけた。
翔side
あーなんでそらしちゃったんだろう！！
職員トイレの鏡の前で俺は何度目かになるため息をついた。
「ごめん、二宮…」
？「いいですよ、別に。」
「うわあっ！？」
呟いたと同時にすぐ後ろで声がしたので俺は飛び上がってしまった。
後ろにいたのは今会いたくないランキングNO.1の二宮和也だった。
つい後ずさりしてしまう。
和「そんなに驚かなくても…」
「に…二宮、なぜここに？」
うるさい心臓を落ち着かせながら俺は聞く。
和「目が合った瞬間そっこーで目そらすからですよ。そらした理由を聞きに来ました。」
う……
「そ、それはごめん…」
和「謝罪はさっき聞いたのでいいんです。俺は理由が知りたい。」
理由…
なんて言えばいいかなあ。
俺が言葉を探していると、それを見ていた二宮が先に口を開く。
和「これは俺の考えなんですけど2つのどちらかだと思います。」
「2つ？？」
俺がそう聞くと二宮は頷く。
和「はい。1つ目は、あのときはびっくりしてなんも考えられなかったけど、家に帰って冷静になってみて男が男を好きになるなんてありえないって思って俺のことを軽蔑して顔も見たくないからそらしたか。」
二宮のこの言葉を最後まで聞かずに俺は慌てて遮った。
「ちょ、ちょっと待って！俺そんなこと思ってないよ！たとえ同性だとしても好きな気持ちに変わりはないんだから。昨日も言ったけど、恋をしてはいけないなんていうきまりもないし。」
一気に言うと、二宮はほっとした顔をする。
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ひまわり(プロフ) - 櫻華さん» 初めまして！櫻華さん、わざわざコメントありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ります！ (2020年2月5日 0時) (
レス) id: bc8eab0033 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 初めまして、櫻華といいます。先生しょさんに押せ押せの生徒にのちゃん。2人ともとても可愛くて応援してます！これからも更新楽しみにしています。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: b5fa34e7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年9月11日 23時
