これが恋？2 ページ19
「実は・・・」
俺はさっき教室であった出来事を話した。
「自分の気持ちが分からないんだよ、俺。櫻井先生と友達になりたかったはずなのに、なんか、違うの。友達じゃなくて、もっと、なんていうか・・・」
この気持ちをうまく言葉にできないでいると、相槌を打ちながら俺の話を聞いてくれていた相葉くんが口を開いた。
雅「・・・あのさ。」
彼を見ると真剣な顔をしている。
「ん？どうしたの？」
雅「ずっと思ってたんだけど・・・ニノって、櫻井先生に恋してるんじゃない？」
「・・・え。」
恋？
呆然とする俺をよそに、相葉くんは続ける。
雅「ニノ言ってたよね、先生に思わず見とれたとか、認識してもらいたいとか。」
「うん。」
雅「そーゆーのって、友達じゃなくて、好きな人に向けての感情じゃない？」
「そうなの？」
生まれて１度も誰かを好きになったことがないからわからない。
雅「俺はそうだったよ。ほら、中学のとき俺が好きだった子いるじゃん。同じクラスだったからさ、気づいたら目で追っちゃってた。」
そういえばそんなこと言ってたな。
雅「ずっとその子のこと考えちゃったり、少し話せただけで舞い上がったり、ドキドキしたり、その子が男と仲良く話してるともやもやしたりさ。」
・・・当てはまっている。
相葉くんが言ったことすべてに。
そっか、俺は、櫻井先生に恋してるから、友達っていう関係じゃ嫌なのか。
今までのあの気持ちを恋だと思うとすべて納得がいく。
でも。
でも・・・。
それってつまり。
「俺は、同性を好きってこと？」
俺は男だし、櫻井先生も。
雅「ニノ・・・」
「普通は女子を好きになるよね、俺、おかしいじゃん。」
雅「おかしくないよ！！」
相葉くんは俺の肩をつかんで、言った。
雅「ニノが初めてこんなに誰かを好きになったんだよ？同性とか異性とかなんて関係ない。同性同士の恋愛だってあるんだし。大事なのは気持ちだよ。」
「相葉くん・・・引かないの？」
雅「何言ってんの！引くわけないじゃん！！俺は応援するよ！！」
「ん・・・ありがとう。」
相葉くんのおかげで心が軽くなった。
それに温かい。
相談してよかった。
ずっとわからなかった自分の気持ちがわかったよ。
俺、櫻井先生が好きだ。
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ひまわり(プロフ) - 櫻華さん» 初めまして！櫻華さん、わざわざコメントありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ります！ (2020年2月5日 0時) (
レス) id: bc8eab0033 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 初めまして、櫻華といいます。先生しょさんに押せ押せの生徒にのちゃん。2人ともとても可愛くて応援してます！これからも更新楽しみにしています。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: b5fa34e7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年9月11日 23時
