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三木ヱ門『諦めろ喜八郎。女装をして自分のことをずっと鏡で見ている奴の隣に並ぶのと自分が女装をするのとどっちが良い？』

喜八郎『…どっちにしろ鏡で自分のことを見ていそうなんだけど。ま、でも後者の方がいいかな』

滝夜叉丸『お前らさっきから私のことをなんだと思っているのだ。私は鏡で確認せずとも脳内に自分の美しさを完全に覚えているのだぞ？どうだ、完璧だろう、そうだろう！』

喜八郎『三木ヱ門かタカ丸さんとチェンジで』

三木ヱ門『よぉーし、じゃあタカ丸さんジャンケンで決めましょう』

タカ丸『いいよ〜』

滝夜叉丸『ちょっと待てい！私を無視して話を進めるなぁ！』

留三郎『何でもいいから4年生も早く準備をしてこい。そろそろAが出掛ける時間になるぞ』

留三郎の言葉を皮切りに、尾行するメンバーは準備を始める。
暫くして準備を終えた彼らが再び空き部屋に集まったのだが、女装している3人に思わず目が行ってしまうのは仕方がない。

小平太『ほー…仙蔵が2人の化粧もしたのか？』

仙蔵『当たり前だ。2人とも素材が良いからな』

八左ヱ門『おほー！兵助、可愛くなったなぁ』

兵助『やめてくれよ…八左ヱ門』

三木ヱ門『馬子にも衣装とはこのことだな』

喜八郎『…失礼だな。素直に、可愛いね喜八郎って言ったらどうなんだい？』

仙蔵の手に掛かればとても可憐な女の子に見えてしまうから不思議だ。
夫役の小平太、雷蔵、滝夜叉丸も別人ではあるが中身までは変えられないのでバレないか不安ではある。

庄左ヱ門『失礼します！先輩方、Aおね…先輩が部屋を出ました！』

そんなことをしているとAを見張っていた庄左ヱ門が扉を開けて慌てた様子で入ってくる。
『よし…』と小さく呟き上級生と乱きりしんの3人は重い腰を上げた。
一方の庄左ヱ門は怪訝そうな顔をして乱きりしんの3人を見ている。

庄左ヱ門『…あの、その3人はどなたですか？』

乱太郎『庄ちゃんったら〜』

きり丸『急にどうしたの〜』

しんベヱ『も〜冗談はよしてよ〜』

伊作『君たち…変装していること忘れているね？』

乱きりしん『あ、そうでした〜！』

へらへらと笑う呑気な3人組。
そんな3人を見て庄左ヱ門は心配そうな表情を浮かべる。

庄左ヱ門『…大丈夫かな〜』

仙蔵『…心配なのは私も一緒だ』

じゃあなんでこの3人なんだと思うが、そこはお約束だしなんてったって主人公だからね。仕方ないよね。
そんなこんなで漸くAちゃんを尾行開始です！

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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
 あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時

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