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本日は忍術学園が休講の日。
各々が一日を自由に過ごせる日なのだが、朝から落ち着きのない忍術学園の全生徒たち。予想が当たっているなら今日はAが町へと行く日だ。
そんな中事務員のAはとてもご機嫌で、鼻唄を歌いながら校庭を歩いている。
朝早くから裏山に花を摘みに行ったのだろうか、両手にはたくさんの色とりどりの花を抱えていた。
…そして隣には竹谷八左ヱ門の姿もある。
「お花摘みに付き合わせてごめんね」
八左ヱ門『気にすんなって。朝の散歩に行こうと思ってたところだったからちょうど良かったよ』
朝の散歩なんて嘘だ。
本当はAが忍術学園を出て行くのが見えて慌ててついて行ったのだ。
「一人で朝のお散歩？竹谷くん、おじいちゃんみたい」
「あはは」と楽しそうに笑う彼女は八左ヱ門の思春期男子の心に深く刺さった。
相変わらず可愛いな、なんて思いながら彼女の両親のお墓へと足を進める。
「おはよう、お父さんお母さん。今日は竹谷くんも一緒にお花摘みに行ってくれたんだよ」
そう言いながら彼女は両手に持っている花を墓石の前に手向ける。
そしてそっと目を閉じ両手を合わせる。八左ヱ門も彼女の隣で両手を合わせ、彼女より少し早めに目を開け、彼女の横顔をじっと見つめていた。久々知兵助に匹敵する長い睫毛はくるんと上を向き、高い鼻筋はスっと通っており、薄くもなく厚くもない唇は乾燥を知らずに潤いを帯びている。そして春の陽射しに照らされた艶のある漆黒の髪。それとは対照的な白く透き通った肌。見惚れる程に恵まれた容姿だ。
八左ヱ門『…綺麗だ』
思わずそう口走ってしまった。
ハッとして慌てて口を手で覆う。運良く彼女には聞こえておらず、まだ両手を合わせ目を閉じていた。
暫くしてゆっくりと目を開け墓石から、八左ヱ門へと目線を向ける彼女は柔らかく微笑んだ。
「竹谷くんも手を合わせてくれてありがとう。お父さんとお母さんも喜んでくれるよ」
八左ヱ門『そうか…？そうだと嬉しいな』
彼女の笑顔につられて照れたように笑う彼。
心中はその笑顔にドキドキしているのは内緒。
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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (
レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時
