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『でもね、私、ここに来た理由が分かるまではたぶんここに居なきゃいけないんだと思う。なんとなーくそう思うだけだから、はっきりとした確証はないけど。でもね！私の勘ってよく当たるんだよ！だから…その、えと…っわ？！』
利吉「君たち、あまり彼女を困らせるなよ」
どうにかしてみんなを安心させようと必死な彼女の後ろから現れたのは利吉。
彼は彼女の頭に手を起きながら上級生達に困ったように笑いながら注意をする。
『利吉くん？あれ、山田先生のところに行ったんじゃなかったの？』
利吉「もう終わったよ。Aに会って帰ろうかと思って戻ってきたのさ。それよりA、父上がお呼びだよ」
『あ…でも…』
利吉「ここは私に任せてくれればいいから。ね？」
利吉がそう言うと彼女は躊躇いながらも食堂を後にして廊下を歩いていく。
彼女が居なくなるのを見届けてから利吉が口を開く。
利吉「…君たちの気持ちは分からなくもないけど、彼女を困らせるのとは別だろう？」
伊作「利吉さんは、Aさんのことをどうお考えですか…？」
利吉「どうもこうも、これに関しては私たちが口出しする権利はないよ。帰るのも残るのも彼女次第だからね」
ここにいる全員が彼女に残って欲しいと強く願えば、おそらく彼女はここに残る選択をするだろう。
しかしそれは彼女の意志とは関係の無いものになる。それでは意味が無い。
長次「…利吉さんの仰る通りだ。彼女の決断がどちらになろうとも、その後もずっと笑って過ごせるようにしておくべきだと思う」
小平太「そうだな。それに、さっきAが言っていただろ？ここに来た理由が分かるまでは帰れないって。私もまだ暫くの間は一緒に過ごせると思うからその時が来るまでは思う存分楽しむことにした！」
兵助「先輩方の仰る通りだね。先のことばかり考えないで俺も今を楽しもう」
勘右衛門「そうだな。Aにもこの時代にしか出来ないことをたくさん経験して欲しいよな」
仙蔵「喜八郎も分かっているな？」
喜八郎「…分かっています。Aさんが楽しめるように善処します」
仙蔵「それでこそ、私の自慢の後輩だ」
喜八郎「ちょ…立花先輩、子供扱いはやめてくださいよ〜」
未だに不服そうに口をとがらせている喜八郎を仙蔵が優しく諭す。
軽く息を吐きながら渋々ではあるが承諾した喜八郎にわしゃわしゃと荒々しく頭を撫でる仙蔵。
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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (
レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時
