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「これは小物類だね」
伊作『この、小さくて細長い物は？』
そう言う伊作くんの手には飲み薬のカプセルがあった。気圧の変化で偏頭痛が起きた時に飲む用に持っていた鎮痛剤。
「それは鎮痛剤。そのカプセルっていう物の中に薬が入っていて飲んで胃で溶ける仕組みだよ」
伊作『これ飲み薬なの？へぇ〜…煎じたりしなくてもいいんだね』
文次郎『これはなんだ？細長いが…もしかして暗器か！？』
「なわけないでしょ。それはリップクリームって言って口の乾燥を防ぐものだよ。ほら蓋を開けて唇に塗るの」
留三郎『軟膏みたいなものか？』
「うん、まぁ、そんなもん」
小平太『A！この紙切れみたいなやつはなんだ？』
「それは絆創膏。中身はこんな感じ。この部分に既に消毒液が染み込ませてあるから傷口を洗って貼るだけでいいんだよ」
仙蔵『ほう…ちょっとした傷には便利だな』
6年生もめちゃくちゃ興味津々だな。まぁ、そうだよね〜私もここに来てから見たことないものばかりで聞きまくってたし。
利吉『…とすると、このお守りも未来のモノなのか？』
「そうだよ。そのお守りが切れたら願い事が叶うって言われて、て…」
喜八郎『………………』
ふ、と隣を見ると喜八郎が私の姿をじっと見つめていた。見慣れない着物だから興味があるのだろうか。
喜八郎『この着物、下はどうなってるんですか？』
そう言って私のスカートの裾をペラッと捲る彼。
一瞬何が起こったか分からなかったがすぐに理解すると、慌ててスカートを抑える。
「っ、！？な、何すんの？！」
三木ヱ門『アホハチロー！お前はなにをしてるんだ！』
すかさず三木ヱ門が喜八郎の頭を叩く。喜八郎は不服そうに口を尖らせながら叩かれた頭を擦る。
「喜八郎…気になるなら口で聞きなさい」
喜八郎『…はーい』
滝夜叉丸『それにしてもAさんは何を着てもお美しい…そう、まるでこの私のように！やはり私とAさんは運命共同体に変わりはありまs タカ丸『Aちゃん、本当に未来から来たんだね。僕たちの知らないものばかりだもんね』
「あ…う、うん…そうだね」
その言葉に目を伏せてしまった。
私が異世界の人間だと知られてしまった。この時代のことを何も知らない、ましてや未来から来た私を受け入れてもらえるだろうか。みんなに知られるのも時間の問題ではあったけど。
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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (
レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時
