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「お待たせ」
食堂へと足を踏み入れると、私は注目の的だ。そりゃそうだろう、見たことのない格好をしているんだから。
この視線が痛い感じ…私が一番最初に挨拶をした時と同じだなぁ。
伊作『Aさん…それは…』
「伊作くんと乱太郎くんは見たことあるよね。私が忍術学園の前に倒れていた時に着ていた物だよ。…騙していたつもりはなかったけど、実は私違う世界から来たの。簡単に言えば未来から、かな。この着物は未来の物で、持ち物も全部そうなんだよね」
そう言って私は食堂の長机に通学鞄を置く。そして中身を全部出して見せた。
携帯、学生証、筆記具、教科書…私自身も久々に鞄の中身を見たのでこんなものしか入ってなかったかと思った。
みんなは私が出した鞄の中身に興味津々。
庄左ヱ門『この…四角いものはなに？』
庄左ヱ門くんは携帯を指差して首を傾げながら尋ねる。
私は携帯を手に取り電源が入るか試してみた。ま、1ヶ月も経つし電源が入るわけないだろうけど。
「これはね携帯って言って、遠くにいる人と連絡を取り合ったり、何か調べ物をしたり、これで本も読めちゃうんだよ。あとは写真を撮ったり…え、うそ、ついた…」
携帯の説明をしていると、手元が明るく光った。思わず二度見してしまう。しかしホーム画面にはこの世界に来た時の日付のままだ。やっぱり違う世界だから？でも…ひゃ〜！なっつかしい〜！…じゃなくて！
虎若『わっ！何か光ってる！』
兵太夫『すご〜い！これ、どういうカラクリ？』
三治郎『A先輩、もっと見てもいいですか？』
キラキラした瞳で一年生達が私を見てくる。その様子を見てクスッと笑ってしまった。
「いいよ、好きなだけどうぞ」
そう言って携帯を手渡すと下級生がわらわらと集まって行った。
『これなんだろう？』『わっ！なんか音が鳴ったよ！』『あはは！これ、みんなの顔が写ってるんじゃない？』などなど、楽しそうな声が聞こえてくる。
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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (
レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時
