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小松田『Aさんあんなに嬉しそうにして…よっぽど待ち望んでいたお手紙だったんでしょうね〜…って、み、みんなどうしたの？怖い顔をして…』

体全身で嬉しさを表現しながら走り去って行くAを見つめ小松田が一言。
しかしその一言のせいかは分からないが、その場にいた彼らは眉間に皺を寄せ険しい顔をしている。
その様子を見て小松田はギョッとした表情を浮かべていた。

八左ヱ門『今のが例の手紙か？』

兵助『おそらく。じゃないとあんなに嬉しそうにしながら手紙を抱き締めたりしないよ』

長次『…手紙を抱き締めるなんてよっぽどの事がないとしない』

留三郎『ということはやはり…』

伊作『本当に想い人…？』

みんなが肩を落とし項垂れる中、一人のマイペース少年が口を開く。

喜八郎『そんなに気になるなら尾行すればいいじゃないですか』

三木ヱ門『尾行って…手紙を読もうとしているAさんをか？』

喜八郎『違うよ。タカ丸さんの話だと、Aさんは早くお会いしたいって言っていたんでしょう？それって、会うことが前提じゃないと出てこない言葉だと思うんだよね〜』

喜八郎の見解にみんなが『お〜』と感心した。そんな彼は『ま、いつになるかは分からないからそれまでは見張ってなきゃいけないんだけど』と付け足す。

仙蔵『おそらく、会うとしたら次の休みの日だろう。放課後、という事もあるが基本的に事務の仕事があるからな』

雷蔵『そうですね、それまで動きはないと思いますけど念の為に見張っておかないといけませんね』

タカ丸『それじゃあ、Aちゃんの秘密の恋を探ろう作戦決行だね〜』

三木ヱ門『タカ丸さん…それじゃあそのまんまですよ』

タカ丸『分かりにくいよりいいと思うけどなぁ』

喜八郎『ま、各々が見張っておくということで…頑張ろ〜』

一同『お〜！』

かくして、Aの秘密の恋を探ろう作戦は決行に移されたのであった。
作戦も何もただ見張っておくだけなのだが。

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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
 あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時

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