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山田『Aくん…！』
土井『っ、Aくん！君は今回の任務がどれだけ危険か分かっているのか？！』
土井先生は私の肩をガッと掴み真剣な眼差しで私を見つめ、怒り、焦り、心配といった様々な感情を含んだ声色で諭した。
その行動に思わずビクリと肩を揺らしてしまうが、そんな彼の両手に自分の手を重ねると笑ってみせる。
「土井先生、落ち着いてください。私も馬鹿じゃないのでそれくらい分かります」
命に関わる任務ということは重々承知の上だ。でもそれは利吉くんも知っての上で私に頼み込んで来ている。ということは、あの利吉くんですら手に負えない任務なのだろう。
彼にはとても助けられて来た、だったら今こそ恩返しのチャンス。
「困っている人を放っておけないって前にも言いましたよね？なんてったって私、何でもお助けピンチヒッター係ですから！」
私の決心は絶対に揺るがない、そう思ったのか土井先生は目を閉じて小さく息を吐いた後、ゆっくり目を開けると私を見つめ困ったように笑う。
土井『…君の優しさは底なしだな』
「それほどでも〜」
土井『褒めているけど今は褒めていない』
「あたっ！」
軽く頭を小突かれた私は片手で小突かれた所を擦りながら土井先生を見てへらっと笑った。未だに心配そうに私を見つめる土井先生に胸が苦しくなる。でも一度決めたらやるもんね！
そして6年生をチラリと見る。彼らもまた片眉を下げ困ったように笑っていた。
留三郎『…ま、Aは頑固だからな。俺たちが何を言っても聞かないだろ？』
「うん、聞かない」
伊作『そんなにはっきり言うんだね…』
「うん。…ま、怖くないと言ったら嘘になるからはっきり言うけど。正直怖いよ。でも、みんなが守ってくれるって信じてるから」
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りっか(プロフ) - あいさん» お優しいお言葉ありがとうございます( ´:ω:` )昨日アニメを観ながら寝たら夢に兵庫水軍が出てきて超ハッピーになりまして少しスランプから抜け出せそうです(単純)ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月12日 20時) (
レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 無理しないでしないでくださいね (2022年2月11日 22時) (レス) @page11 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年2月10日 14時
