【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その14(夏編)

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雨鬼『お前たち馬鹿だな〜誰も助けに来ないって』

暁鬼『しかも小銭とお饅頭ってなんだよ』

ドクタケ忍者達はきり丸としんベヱのおマヌケ具合に腹を抱えて笑っている。

きり丸『おい！小銭を馬鹿にする奴は痛い目見るぞ！』

しんベヱ『そうだ！そうだ！お饅頭だって甘く見ると痛い目見るんだから！』

乱太郎『小銭は何となく分かるけどお饅頭はどうなの…』

雪鬼『よーし、連れて行こ』

雨鬼・暁鬼『うーい』

一頻り笑った彼らは、乱太郎達をそれぞれ小脇に抱え始めた。乱太郎達はこれでもかと足をばたつかせて抵抗を試みる。

山田『そこまでだ、ドクタケ忍者』

その刹那、木の上から山田先生と土井先生が降り立ち姿を現した。
上級生も同じく木の上や、木の影から続々と姿を現す。

雪鬼『げ…山田伝蔵に土井半助…！』

雨鬼『な、何でこんな所に…？！』

忍術学園の教師と生徒達を見てドクタケ忍者は驚愕していた。まさかこんな所に彼らも居るなんて誰が想像しただろうか。

土井『私達の生徒を返してもらおうか』

土井先生がドクタケ忍者を軽く睨み付け言葉を投げる。すると、後ろに居た上級生は得意の武器を手に持ち戦闘に構えた。
それを見たドクタケ忍者は勝てないと察すると乱太郎達を置いてそそくさと逃げていく。

雪鬼『お、覚えてろよ〜！』

雨鬼『これで俺たちの計画を壊したなんて思うなよ〜！』

暁鬼『バカ！今それを言うんじゃねぇ！』

山田『あいつらが何を考えているか手に取るように分かるな…』

土井『そうですね…この件は学園に持ち帰り検討しましょう』

ドクタケ忍者達が逃げて行く様を見て山田先生と土井先生は苦笑いを浮かべた。
ドクタケ忍者から解放された乱太郎達は上級生に縄を解いてもらっている。

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