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伊作『乱太郎、大丈夫かい?』
乱太郎『はい…ありがとうございます』
留三郎『しんベヱのお饅頭って叫び声が聞こえてきたから何かと思ったら…』
しんベヱ『いやぁ〜お腹空いちゃって』
長次『…きり丸も助けを呼ぶなら小銭はやめておけ』
きり丸『はーい…すみません』
三郎『それにしてもこの臭いとお前たちのそのカラフルな装いは何だ?』
三郎が3人の体に付いた様々な色の染め粉とこの場に残る生臭い香りに鼻をつまんで顔を歪めた。
すると何故か土井先生が『あはは…』と苦笑いを浮かべている。
土井『そのー…1年は組の作った煙玉を少し…』
仙蔵『え?!あれを使ったんですか…』
仙蔵は前にも経験があるようで恐ろしいものでも見る目で乱太郎達を見る。ドクタケ忍者が現れなければ自分たちがその被害に遭っていたかもしれないと思うと身震いをした。
小平太『それでAは何処だ?』
乱太郎達は身の安全を確保出来たことにより安堵していたが小平太の一言によりその場の空気が一変する。そして乱太郎達3人の顔から血の気がサアッと引いていくのが分かった。
乱太郎『そ、そう言えば…Aお姉ちゃん何処に行ったんだろう…』
きり丸『えっと確か…俺たちがドクタケ忍者の計画を暴こうとした時には居たよな…?』
しんベヱ『それから煙玉を使って…その後は?』
彼らの反応からして演技ではないことが分かると今度は上級生達までもが不安や焦りの色を隠し切れなくなっていた。
八左ヱ門『まさかドクタケの奴らに捕まったんじゃ…』
乱太郎『そんな…でもドクタケ忍者はあの3人でしたよ!』
文次郎『いや、3人だったとは限らない。お前たちが把握しているのが3人であって、他にも居たかもしれないだろ。それにこの状況でAだけが逃げるとは考えにくいからな』
きり丸『た、確かに…それじゃあA姉ちゃんは…』
全員に最悪の考えが頭を過ぎる。そんな中、山田先生が『ゴホン』と咳払いをした後冷静に言葉を繋いだ。
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りっか(プロフ) - 雅さん» 急にお兄ちゃんって呼ばれたらそりゃ赤面しますよねwwwでもあの二人の関係は先輩後輩であり兄弟でもありです!熱血ですもんね!2人して! (2022年11月5日 11時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 雅さん» 遅くなってすみません!!分かります(笑)何とも言えない気持ちがお腹の辺りをうずうずさせられました(笑)でも留三郎はやっぱ三男だったんだな〜って思いましたね。個人的にはあの面倒見の良さから下にも居るのかな?なんて思っていましたがどうなんだろう🤔 (2022年11月5日 11時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 浜守一郎さんの恥ずかしい表情と食満先輩がびっくりするぐらいの真っ赤な(?)表情、「可愛かったな…😳」っと思って(笑)※『籠城の記憶の段』のお話より。 (2022年10月22日 19時) (レス) id: 6b30a233dd (このIDを非表示/違反報告)
雅 - りっかさん» りっかさん…確かにヤバかったです…🥶私、恥ずかしいくて死にそうで涙が出てしまいそうですぅ…正直に『お兄ちゃん』って呼ぶのはやめて欲しいです…はい…😭🌀 (2022年10月22日 18時) (レス) id: 6b30a233dd (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 忍たま好きさん» 忍たま好き様ありがとうございます(´;ω;`)そう仰って頂けてとても嬉しいです…一日に1行程度しか書けない状況ですが今後ともよろしくお願いします! (2022年10月16日 20時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年8月21日 8時