【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その11(夏編)

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団蔵『A姉ちゃん…お気の毒に…』

私を哀れむように見るみんなに苦笑いしか浮かべられない。

「あ、あのさ…出茂鹿之介くんってどんな人なの？」

とりあえず情報収集だけでもしておこうと思い尋ねてみたが、私の質問にみんなが口を揃えてこう言い放つ。

1年は組『嫌味で高飛車で傲慢ちきで意地悪』

乱太郎『おまけに忍術学園の事務員の座を狙っているから小松田さんを陥れようとするし』

そんな人に小松田さんは助っ人を頼んだの？
お人好しにも程があるくない？
あの小松田さんのことだ。きっと事務員の仕事をしたことのある出茂くんなら大丈夫だろうとか思ったのだろう。

「…ちょっと待ってよ。事務員の座を狙っているなら私も目の敵にされてるかもしんないってこと？！」

だからあんな態度だった訳！？

きり丸『まぁ…そうなるよな』

「理不尽だよそんなの…出茂くんって普段は何してる人なの？」

しんベヱ『普段はフリーの忍者をしているんだって〜忍者としては優秀なのにあの性格だからみんなから嫌われているんだよね〜』

「あ、そうなんだ。性格悪くて何も取り柄が無いなら可哀想だもんね〜」

鹿之介『おい、お前たち何か失礼なことを言ってないか？』

あはははは〜と呑気に笑っているといつの間にか現れていた彼に肩を大きく揺らして驚いてしまう。そう言えば、お願いした仕事が終わったら来てくれなんて言ったな…なんて思いながら声のした方へと顔を向けた。するとそこには不機嫌そうに眉を吊り上げている出茂くんの姿があった。
サアッと血の気が引くのが分かる。やばい、聞かれてた…？

乱太郎『あー…私たちそろそろ行かないといけないのでAお姉ちゃん頑張ってね！』

「え？！あ、ちょ…！！逃げるなんてずるい！！」

逃げるように去って行く1年は組のみんな。土井先生と山田先生は苦笑いを浮かべながら私に軽く手を振り口パクで『頑張れ』と言っていた。



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夢主ちゃんちょっと性格悪い感じで書いちゃってごめんなさい( ˊᵕˋ ;)💦
負けん気強い感じだとどうもこんな感じになっちゃって(笑)
今だけなので許してくださいm(_ _)m

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