【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！

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乱太郎『あ、それはそうと、音無さん。学園長先生がお呼びでしたよ。何でも話したい事があるとかないとか』

それはあるのかないのかどっちなんだい？
ていうか、学園長がなんの用？あのーあれでしょ、白髪のおかっぱ頭の人だったよね確か。

「…まぁ、考えても無駄だろうし、進展あるなら行きますかぁ…っととととと！」

伊作『っ、！危ない！！』

しばらく横になっていたせいか、立ち上がると同時に足元がふらついてしまい転びそうになる。そんな私を善法寺さんが庇うようにし、その弾みで障子ごと廊下に倒れ込んでしまった。

乱太郎『…さすが不運委員長ですね』

伊作『…っ、いてて…だ、大丈夫…っ、！』

「あたたたた…ご、ごめんなさい…善法寺さんこそ大丈夫…っ、？！」

私が善法寺さんに被さるようになっており、必然的に顔が至近距離にあった。…うわ、イケメンがちっか…じゃなくて！

「ご、ごめんなさい…！すぐ退きます！本当に！ごめんなさい！け、怪我とか無いですか…？」

伊作『…あ、ぼ、僕は大丈夫。それより、音無さんこそ怪我は…』

「善法寺さんが庇ってくれたので大丈夫です。ほら、この通り！」

そう言ってニッと笑って元気アピールをしてみる。でも善法寺さんはどこか上の空。そして少しだけ頬が赤いような？…やばぁ、打ったのかな…？体重掛けすぎたかな？重かったよね、ごめんなさいぃ…！

「ごめんなさい！本当にごめん…善法寺さん大丈夫ですか？ 私呼ばれてるみたいなので行きますね…また後で〜！」

そう言って私は小走りで向かう。

乱太郎『…伊作先輩、大丈夫ですか？』

伊作『…っ、あ、え？あ、う、うん…大丈夫』

そう言う伊作の頬は紅潮している。乱太郎は何が何だか分からず頭に『？』を浮かべている。

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