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Alan side
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龍友くんと飲んだ次の日
なんかいい事ありそうだなぁって
鼻歌を歌いながら事務所の廊下を歩く。
『ンフフ〜♪♪』
今日はいい天気だし、ほんとにいい事ありそう。
「はぁ…」
そんな俺とは裏腹に頭を抱えて座ってる女性がいた。
俺は気がついたら名前を呼んでた。
『A…?』
俺がそう呼ぶと驚いた顔をして俺の方を向く。
『久しぶり、だな。
こうやって話すの。』
あなた「そうだね。」
『元気してた?』
あなた「まぁまぁかな
亜嵐は元気そうだね。」
『まぁね。』
お互い沈黙が続く。
今、Aは何を考えているのだろうか。
『なぁ』
あなた「ん?」
『今度久々にご飯行かね?』
勇気を振り絞って聞いてみる。
あなた「いいよ。また仕事の時言って。」
『いや、連絡「ごめん、」え?』
あなた「そろそろ仕事戻らなくちゃだから。
それじゃ」
と言ってAは小走りで行ってった。
前のAとは比べ物にならないくらい、
無愛想でどこか壁を作っているようにも見えた。
やっぱ俺が待っててなんて言ったから、
無責任な事言ったから。
『あぁ…』
なんかいいことなんてなかった気がする。
さっきのテンションはどこへ行ったんだってくらい
テンションが下がる。
『まじで前みたいに戻れないかな』
なんて呟くけど俺が全て悪いんだ。
だからこれは天罰なのかな。
神様、どうか俺とAのよりを戻してください。
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作者名:みお | 作成日時:2018年9月19日 23時