196.優しさと、強引さと。 ページ33
女の子はやっぱり可愛いものを見た時には、テンションが上がる生き物だと思う。
お店に入ると、もう自分の世界に入っちゃって1人ウロウロと服を見て回る。
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あっ、これ可愛い！
…あ〜でもこれもイイなぁ……。
あ、あれも好きなデザイン…！
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私は服を両手に持って、視線はキョロキョロと迷子状態。
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翔「Aにはコッチだな」
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突然、私の斜め後ろから翔くんの声がしたと思えば、私の右手に持っている服を指差す。
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「…これ？」
翔「うん。着てみてよ」
「えー。面倒くさい」
翔「はぁ？んだよ。着たとこ見てぇのに…」
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ぷっくりとした可愛らしい口を、さらにむぅ…っと尖らして拗ねる翔くん。
ふふっ、かわい…(笑)
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「でもこれ可愛いよね。…買おうかな」
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翔くんが選んでくれた服を持って、お会計をしに行こうとしたら
「ん」…と、翔くんが手を差し出してきた。
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「…え？」
翔「買ってやる」
「いっ…、いいよ！ご飯も奢ってもらったし！これくらい自分で買うから！」
翔「違う。俺が買うから」
「っ、だから、」
翔「だから。それ、今度遊ぶ時着て来て」
「、…、今度…？」
翔「うん。予約ね。俺に1番最初に見せて」
「……でも、それとこれとは、、」
翔「うるせぇ。貸せ」
「っ…、」
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途端に口が悪くなった翔くんが
バッ！と無理矢理私の手から服を奪い取り、スタスタとレジへと向かって行った。
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優しい…んだけどなぁ……。
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な り き(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» キルさん！お久しぶりです(^^)嬉しいお言葉ありがとうございます！今まで幸せにしてもらってた分に比べたら待つのなんて容易いもんですよ！2年後以降、また5人の笑顔が見れる日まで頑張って生きて行きましょ！(笑)楽しんでもらえるように私も頑張ります！ (2019年2月11日 23時) (
レス) id: 5f402c1bf7 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ(プロフ) - お久しぶりです♪ 更新ありがとうございます(^^)楽しみにしていました♪ 寂しいですけど、きっと戻ってくると信じて、そしてここでの皆さんの小説に元気をもらっている1人です(´∀｀*) これからも、楽しみにしています！ (2019年2月10日 20時) (レス) id: ce04af8a29 (このIDを非表示/違反報告)
な り き(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» わざわざ感想ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しい限りです！最後まで楽しんで頂けるように頑張って書かせて頂きます(*^^*) (2018年11月13日 20時) (レス) id: 32ab660897 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ(プロフ) - こんばんは！！最初から3回くらい読んじゃった笑途中で滅茶苦茶なきそうになりました....心に訴えてくるものがありますね！楽しく、読ませていただきます！！！ (2018年11月11日 19時) (レス) id: c460069ae3 (このIDを非表示/違反報告)
な り き(プロフ) - 智恵里さん» えっ、、めっちゃ嬉しい…。智恵里さんのコメントに泣きそうです…( ﾉД`)わざわざコメントありがとうございます！引き続き頑張って書かせてもらいます！笑 (2018年6月19日 1時) (レス) id: 32ab660897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な り き | 作成日時：2018年6月17日 11時
