123." 好き "の重さ ページ4
奈々「A、大野先生と距離縮まった？」
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翔くんからの驚きのカミングアウトを聞いたあと、
奈々と相葉くんと遭遇して４人でジュースを飲んでいたら、奈々が私の腕を引っ張って、他の２人がいないところまで来て、小声であまり触れてほしくなかった話題を振ってきた。
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「……」
奈々「その様子だと話しても無い感じ？」
コクン…と情けなく首を縦に振る。
奈々「っ…もぉ！志歩さんに取られてもいいの？！」
取られてもいいのってゆーか、もうとっくに取られてるんだけどね…。
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奈々「あ〜もうっ！A！大野先生に連絡しな！」
「えぇっ…なんで…」
奈々「なんでじゃない！集合してなんとかして２人きりにしてあげるから！それでウォータースライダーとか乗っといで！」
「む、無理だよっ…！そんなの…」
奈々「A、あんた大野先生が志歩さんと結婚するまで分かんないの？」
「何、が…？」
奈々「このまんまだとあんた絶対後悔するからね！？人のもんだからって何なの。浮気相手にさえならなきゃアプローチ掛けようとAの勝手でしょ？」
「…そうかもしれない、けど…」
奈々「志歩さんよりも良い女だと思わせたら勝ちなんだよ」
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そんな事分かってる。
でも…
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あの２人が一緒にいるところを見るだけで
嫌な子になってしまいそうな自分がいるの…。
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黒い心が私の "好き" を支配していくのが
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恐いの……。
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作者名：な り き | 作成日時：2017年10月16日 14時
