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124.揺らぐ決意 ページ5
奈々に押されて大野さんに電話をしてみる。
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智「はい。もしもしAちゃん？どうかした？」
「っ…！あ、や、あのっ…い、今どこに居ますかっ…？」
電話越しの声にさえ反応する私の心臓。
智「あ〜今志歩とウォータースライダー乗り終わったとこだけど。…何かあったの？」
少し心配そうな声が耳に入ってきた。
けど…、私の耳に残ったのは
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「…そ、そうなんですねっ！なんでもないです！ごめんなさいっ…！」
智「えっ、ちょ、Aちゃ…」
大野さんの声を最後まで聞かずにブチッと電話を切った。
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両手に携帯をぎゅっ…と握り締めて俯く。
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…ほら。またこんな気持ちになる。
こんな気持ちになるんなら、もういっそ
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もう一度告白して、キッパリフラれてしまおうか。
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作者名：な り き | 作成日時：2017年10月16日 14時
