6話 ページ7
寝る時間が近づいてきて私は何時ものように
片付けを済ませ、自室へ入ろうとした
貴「眠くないの?」
布団の上で話をしているカーズとDIOに聞くと2人は平然と頷いた
D「もともと私達に夜寝る習慣は無い」
その言葉に少し驚いたけど安心した
貴「私と同じだね。でもこの世には睡眠導入剤って言う便利な物があるからさ。」
無理やり夜眠るだけであって、本当は日中寝ていたいぐらい。
カ「私達だけ生活が違うが気にしなくて良いぞ。」
いや、最初から気にするつもりなんて無いですから
D「話しておこう、私が夜眠らないのは活動時間が夜だからだ。何と言っても昼間は動けない、吸血鬼だからな」
あ、なんか頭痛くなってきた
何か思い出そうとしてる感じがする
貴「吸血鬼…」
見つけてしまった、父の引き出しにあった私の幼い頃の写真。
どこか、家族旅行に行った時の写真だっただろうか。
ニカッと笑った私の歯をうっすら覚えてる
1部分の歯が犬の牙のように尖っていた
ふと思い出したかのように口に手を入れてみるが牙なんてどこにもない
カ「どうした?入れ歯でもしているのか?」
貴「違う、私昔確かにあったのよ、あんたみたいな牙が!確かに二本!」
D「それは幼い頃削ったと、Aの父親が言っていたぞ」
削った?なんでそんなこと知ってんのよ
意味わからない、見ず知らずの人に言えて娘の私に言えないの?
貴「もう寝るね。おやすみ」
部屋に入って鍵をかけた
眠たくなるまで父への手紙をひたすら書き続けた
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マリイ - カーズ様愛してる大好き (2014年11月28日 23時) (レス) id: a0eb742521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜月@弱虫 | 作成日時:2014年8月25日 20時