21話 ページ22
吉良吉影side
Aが家を出た後、全員でAが無事父親の元へ辿り着けるように私達は散らばってAを護衛していた。
DIOとカーズ先回りして病院の中で待機してもらっていた
しかし、私が辿り着いた時にはもう遅かったようだ
デ「A!A!戻ってこい!」
ディアボロがいくら肩を揺すってもAは目を閉じて横たわってるままだった
デ「こ、こいつ…」
吉「過去に…行ったのか?」
その時、魂の入っていないAの首から、血が噴き出した
脈にあわせてドクドクと大量の血が出ている
服の袖を傷に当てて血を止めようとするが
血の勢いはいっこうに止まる気配が無い
D「おい、父親の額の傷が消えて行くぞ…」
Aは過去にいって、
自分の命と引き換えに
父親を救ったのだと。誰もが理解した。
もう少し早くここにきて、一秒でも早く奴らを殺しておけばよかった。
父「A…」
吉「救急車を…」
父「すでに来ているよ、SPW財団の医者達が」
Aの父親が用心深い人でよかったと心から思った。
「呼吸もあまりしていない、脈も消えそうだ。急げ」
大切な人を奪われた気持ちを初めて理解した
もうAの命を奪った組織を消したとはいえ
Aが戻ってこない事には変わりなかった。
最初から最後までAは孤独なままだった
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マリイ - カーズ様愛してる大好き (2014年11月28日 23時) (レス) id: a0eb742521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜月@弱虫 | 作成日時:2014年8月25日 20時