【ジョジョ】私の家が…いつから荒木荘に？ (ページ15)

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14話ページ15

明日から長い休みになるから、少し夜更かしをしようと思っていると
玄関でガチャガチャ音がした

居間から顔を覗かせて見てみるとDIOが外に出ようとしていた

貴「待って、私も行きたい」

D「ついて来い」

DIOは黒い布を見に纏っていて、まさしく夜に生きる動物のようだった。

私は壁に掛けていた黒いカーディガンを羽織ってショートブーツを履いてDIOを追いかけた

D「夜は冷えるだろう？もっと寄れ」

と、いわれたが寄る前に強引に肩を抱き寄せられた

ーーーー

30分ほど通ったことも無い道を歩いて、辿り着いたのは夜の海が一望できる崖の上だった

D「飛び降りの名所だ…足を踏み外すな無いように手を繋ごう」

貴「こんな所あったんだ」

DIOは崖淵に向かってどんどん歩いて行く

私はまさかと思った

貴「ねぇ、DIOさん…ねぇ！」

そのままDIOは崖から足を踏み外した。

90キロは有ろう体重で体が持って行かれそうになる

両手でDIOを掴んでうつ伏せの体制で手に力をこめる

私は思った。この人はここから落としても死なないだろう
ただ、たまに見るDIOの目や表情を思い出すと

手を離すことは出来ない

D「私はAの事を信じていたぞ」

DIOは軽々と崖に手をかけて登ってきた

そして今度は私を崖下に突き落とした

でも、ちゃんと手をしっかりと握っていてくれた

しかし、DIOは全く力を入れていない

握っているのは私だけ。

D「力を抜いてみろ」

貴「や…やだ…」

正直、こんな人外を信じることは出来ない

D「そうか」

諦めたように私を引き上げた

D「私の過去を、聞かせてやろう…」

DIOはなるべく短く話をまとめて話してくれた

自分は吸血鬼だということ
首から下は、自分の物ではないこと

そして、私の所に来た理由も。

どうやら偶然、私の父と出会って

そのうち、私の存在を知り

私がとある人物から狙われてる事を父から聞いて
父からの命令で護衛に来たらしい。

とある人物は、いつ現れるかわからない。

現れない可能性も高い。

って、

貴「私、父さんからずっと吸血鬼の末裔とか聞かされてたんだけど、信じらんないの。ここ何十年も津千夜家に吸血鬼っぽい人は生まれなかったのに、私には牙もあったし。日にも弱いし耳と尖ってるから…津千夜家は大騒動って…」

聞いたことがあったなぁ

D「自分の事をどう思ってるんだ？」

自分に無関心過ぎて

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