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11話 ページ12

日傘を足元に置いてサングラスをかける


外に出る時は絶対サングラスをかけないと目がやられちゃう。



スケジュール帳を鞄から取り出して日付の調節をしようとすると、吉良さんが黒いひざ掛けを掛けてくれた


吉「日焼け、気にしてるんだろ?」


貴「あ…ありがとう。気が利くのね」


車の窓を開けて風をあびながらスケジュールの確認をする


貴「吉良さん土日は休みなんですか?」


吉「そうだよ、基本出かけてることが多いけど」


裏のメモページに全て書き込んでいく

毎日の習慣、フェチ、血液型

他の人のも知ってる事はほとんど書いている



吉「Aの行ってる学校は専門科があるのか?」


貴「ありますよ、一応デザイン系の…」

吉「人間関係はどうだ?」


吉良さんも、人のこと聞き出すのが好きなのかな…


貴「学校では平凡に付き合ってるけどプライベートでは軽くメールのやり取り程度です。」


吉「恋人は?」

貴「トップシークレットで〜す。」


実は言うと1度も彼氏できたことない。

吉「バイトは何してるんだ?」

貴「まぁ…水商売ですかね」

私は人に自分の事を喋るのが嫌いだ
だが、相手の事を知るためには自分をある程度出して、そしてある程度の距離を持って話すことが必要。


彼氏いる?とは聞いても
君処女?って聞いていく人はまさかいないだろう。

貴「あ、吉良さんご結婚は?」


吉「独身だ」

道理で金が有るわけねぇ…

身なりもちゃんとしてるし。


でも、疑問がいくつかあるんだよね


あのカーズはなぜ眠らないのか
DIOは夜行性、首に奇妙な縫い傷、変わったファッションセンス…
吉良さんの異常なまでの手に対する執着、爪の伸び。
ドッピオの二重人格


私はスケジュール帳の裏表紙にふと目が行った。





迷うぐらいなら、電話してこい



父の字?


携帯番号も書かれている。







貴「私の父は…今なにをしていますか?」




その質問に吉良さんは

知らないといっただけだった。







吉「ついたぞ」


貴「ありがとうございました。帰りは歩いて帰るから大丈夫、それじゃあ」


車を降りると偶然、担任とあってしまった


「Aさんおはよう」
若い男性教師だ


「ん?今日はお父さんに送ってきてもらったの?」


貴「はい」



やはり、こいつには自分を1ミリもさらけ出していないから1ミリも真実を知られる事はない




疑われることも。

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マリイ - カーズ様愛してる大好き (2014年11月28日 23時) (レス) id: a0eb742521 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜月@弱虫 | 作成日時:2014年8月25日 20時

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