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ポルナレフ(5部) ページ22

ポ「Aー」

貴「はーい」



ポルナレフはいつものように本棚の上の方を指差していた


貴「これ?」


ポ「それ、ありがとう」


貴「どこで読む?」



そっと車椅子に手をかける

ポ「そこの窓際にするかな」


家具に車椅子を当てないように注意して窓際までポルナレフを連れて行く


カーテンで光の加減を調節してしてあげるとポルナレフはいつも満足そうに笑う

貴「ここに、紅茶と辞書置いてるからね。あ、もうこのメモ帳終わりそう」



引き出しから新しいメモ帳を取り出して机に置いて、紅茶を少し冷ます



ポ「いつも悪いな…」


貴「珍しいね、あなたがそんなこと言うなんて」



ポ「そこまで尽くしてくれる理由がわからない」





私はポルナレフを後ろから抱き締めて頬をそっと撫でた


貴「もし、私が車椅子生活だったら。あなたは絶対私の身の回りのことをしてくれるでしょ?だから私もあなたにそうするの」



ポ「でも」


貴「紅茶冷めちゃう。はやく飲んで?」


背中から離れようとするとポルナレフは私の腕を掴んだ



ポ「これを、大切にとっておいてくれ」



渡されたのは手紙だった。


貴「この住所、あなたの故郷じゃない?」


ポ「そうだ…今とても危険な物事に足を踏み入れていると思っている。もし、Aが1人になったらここに行って欲しい」




何かを悟っている



この表情、喋り方。全て








貴「今まで一度も言うことが無かった事、今なら言える。

私があなたを好きになった理由は、異性に優しい人だったから。

異性を道具のように使う人は嫌いだけど

あなたはいつでも異性を見るとニコニコして話しかけてたじゃない?素敵だと思った」





今言っておかないと、もう伝わらない気がした



ポ「Aから初めて愛の告白を聞いた気がする」



貴「私は態度で示すタイプだからね」




ポルナレフも昔は言葉でも態度でも
私に尽くしてくれてたのに


車椅子生活になってからはなんだかクールになっちゃったみたい。




でも、今も昔も変わらず


きっとこの人は

私を大切に思ってくれてる。


end

吉良吉影→←メローネ



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ナツキ(プロフ) - 独立さん» 花京院です(´・ω・`)間違えてたらすいません! (2014年10月10日 23時) (レス) id: 0bee88945b (このIDを非表示/違反報告)
独立(プロフ) - 花涼院かっこいい!とてもいい!!ちなみに花京院?花涼院?w (2014年10月4日 15時) (レス) id: 7a0b141737 (このIDを非表示/違反報告)
山りな(´・ω・`)ウリィ(プロフ) - シーザーで泣けてきた……。 (2014年8月8日 15時) (レス) id: bca43c4730 (このIDを非表示/違反報告)
香我美奏汰(プロフ) - 主人公ちゃん14歳150cmッッッ!可愛いです!年齢彼氏ごまかすのもとても!!ジョセフの僕ちゃんは本当にいいですね! (2014年7月20日 23時) (レス) id: 357174c267 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 香我美奏汰さん» コメントありがとうございますっ!更新加速して行きますね! (2014年6月30日 7時) (レス) id: 1e1dc47e0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜月@弱虫 | 作成日時:2014年6月22日 21時

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