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膝丸視点
人が少ないと完全に寝ているが...それでも誰か来ると逃げようとするらしいが...兄者が完全にガードしているな...それどころか両足が地面についてない...プラプラとしていて猫のようだ...
「ありゃりゃ...また警戒しちゃったや...」
「いい加減離したらどうだ?」
「でも人馴れはさせておかないとねぇ...」
「俺らが言える義理ではないぞ...」
『ｼｬｰ!』
「あなや...」
「三日月はやっぱり嫌われてるね...」
「わしらは良いのに...」
「まぁ...初対面相手に刀を刺せばそうまるだろうな!」
「俺は...みなをまもりたかっただけなのだ....」
「うーん...僕以外に懐きそうな刀がいれば良いんだけどねぇ...」
パッと見兄者と似た雰囲気なら大丈夫なのだろうか...?候補は堀川と燭台切ぐらいだろうが...Aは意外な刀に懐くかもしれない...そう...ちょうど今みたいに...
「...お....俺を見てもなにも...持ってないが....」
『...!』
「待て近づくな!頼む...見ているなら止めてくれ...!」
「あー...頑張れ兄弟」
「くっ....もう一歩も歩けないじゃないか...蔵に籠りたいというのに....!」
『...ん〜?』
大典太の足にしがみついている...兄者が下ろした瞬間目があったもんな...しかもちょうど蔵に戻ろうとしたところを...むぎゅうとしがみついているからか...兄者も鬼丸も近くでオロオロとしている...
「...もしや...大典太の溢れ出ている霊力を貰っているのでは...?」
「どういうことだ」
「昨日の大量放出でかなり消費...今見ても時折出ている欠伸...それに大典太はその大量の霊力を貰って回復しようとしているのでは無いだろうか?」
「あぁ!確かに兄弟は強いしな!」
「だ...だが...俺にこんな小さき命は無理だ!」
バリッと勢いよく離され隣へ...しかもその隣は...
「おや...?私ですか....」
「やっちゃダメだよ?....お祓いのことだよ」
「流石にしません....髪を触っても?」
「嫌そうだね...表情の事だよ?」
「子供の教育に悪い」
それでも表情は以前変わらずむすりとしている...大典太が気に入っていたのだろうか...それとも知り合いに似ていたのだろうか...?ただ次の瞬間誰かが歩いてくる足音を察知し飛びついた...ここまで懐いているやつは誰だ...!?そう思い見る...まさかの山姥切国広と山姥切長義...の...布だ...追い剥ぎのごとく剥がして押し入れへ...もちろんその場に居た全員はポカーンと口が開いた
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
