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長義視点
幻覚か...?いや違う...いま目の前で起きている...刀が人へ...来世が前世の者へ力を貸している様を....目の前で時間遡行軍を切り伏せ...戦いのさなかでも笑顔を見せる少年達は...まさに刀剣男士....
「ゆくぞ!」
「もちろんです!」
『上から失礼!』
生き生きとした表情を見せる...俺たちは寒気が止まらなかった...彼らの本性を見てしまったのではないかと...でも...偽物くんだけ違ったようだ...偽物くんの瞳は..Aくんを見て離さない...ずっと...ずっと....その瞳に写り続けていた...
「それで最後だ!決めろ!」
「あいわかった...これにて終演だ」
ボトリと敵将の首が飛んだ...サラサラと消えていく...そういえば本体を握っている彼らは身体的変化が見えた...まず三月くん...瞳の中に三日月が出ている...一期くん...髪が毛先から水色になっている:..最後にA...黄金色に瞳が輝きえりあしが伸びている..:しかし式に本体を渡した瞬間その特徴もなくなった...
「君たち大丈夫かい?」
「お....青江たん」
「ほんとだ青江たん」
「なんだい?その言い方...」
『いちが脇差狙いで鍛刀すると毎回青江が出てくる謎現象...しまいに青江たーんと叫ぶように....』
「粟田口は皆私の弟ですな」
「なんで君たちが彼らの本体を持っているのかな!?」
「...たまが持ってきた」
「お米が取ってきた」
『しらん...さだに聞け』
よし偽物くん許可する...抱きしめてこい...そう言おうと思ったら偽物くんに行動の方が早かった...抱きしめに行ったし..逃げ出さないようがっちりとガード...ほかの4人はニマニマとしている
『な...離せ!』
「やだに決まっているだろう?A!心配させた罰だ!」
「主から連絡だ...おそらくその刀はやつらので間違いないそうだ」
「バッチリ呼んでんじゃねぇか...」
「....ねえ...さん...そ...こ....いま...いまいく...あいに...いくよ」
「やばい...鶯くん!」
ふらふらと山奥の方に歩いていこうとした鶯くんを青江が止めようとしたが...江雪くんが邪魔をする...ギリィッと羽虫を潰したような表情で...
「...鶯にとって大事な姉ちゃんだ...死んでも生きてても!合わせなきゃなんねぇんだよ!」
「なら言わせてもらうよ!鶯くんのお姉さんは死んでる!ずっと鶯くんのそばにいるんだ!逃げてと叫んでる!いちくんはなんで黙っているんだい!?見えるんだろう!?」
「見えるからですよ」
すっと目線が会う...またぞわりと背筋が凍る...この目は...嫌いだ
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作者名：のうな | 作成日時：2023年11月9日 21時
