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白虎視点
なんとか帰ってこれた...もうAちゃんの腕がだらりとたれて寝息が聞こえる...そりゃまぁ幻獣の俺達でなんとか追いついたんだ...結構遠かったなぁ....疲れるよな...
「ただいまー」
「お松!玄武!Aちゃんは無事だぞ」
「本当でございますか!?こちらブランケットです」
「用意周到すぎね...?」
「いえ...そろそろA様のお眠な時間ですから」
お松が面倒見ていたからな...そういうのもわかるんだな...ってそれ考えるとやべぇな...
「よいしょ....まだまだ軽いですね...とりあえず部屋まで...お送りしてきます」
「頼んだ」
「そうそう...白虎様...後で湯汲みに行かれた方が良いかと」
「え...?」
「白虎...よだれだ...」
「朱雀...今すぐ行くぞ」
「汗を流すか...」
まぁ...結構ずばっと終わらせてすぐに出て来たんだが...とりあえず剣武魔神同士で共有していくか...
「お...玄武のおっちゃんと阿修羅と不動明王いたいた」
「あー...サッパリした...」
「風呂上がりか?」
「お...見つけたんだってなお手柄〜」
「で...なにようだ」
「実はな...幻王様回収しに行ったら怪魔が無数いて幻王様囲ってたんだ...居そうで助けたはいいんだが結構強かった」
「我ら2人でも苦戦を強いられたぞ...」
「ほう...」
「そりゃ退屈しのぎになりそうだな」
「そうではないだろう...つまり幻王であるA様が狙われておるということじゃな」
だってあの数を1人に向けるのだから...異常だ...というか使用人なんか減ったな...
「あぁ...使用人達は玄武とお松の振るいに掛けられてちゃんと幻王様をしたってるやつを残したらしいぜ」
「タダでさえか弱いのだからな...」
「玄武...それを過保護とゆうのだぞ...」
「...む?」
不動明王がドアを開けて外を覗いた...いやいや盗み聞きは居ないだろうけどよ...いやいや...手招きすんなって幻王様かーい!
「久しぶりに帰ってきたからベットで眠れないそうだ」
『....すぴ』
「あはっはっは!お前の膝の上で器用に寝るじゃねぇか!あっはっは!」
「うるさいぞ...阿修羅」
「...良く考えればお前だけだな」
「そういえばそうだな...我と白虎は幻王様をちゃん付けしても良い特権もちだぞ」
「おい...朱雀!」
ちなみにAちゃんは完全に寝た後に部屋に返されたが怖いと行けないと思った不動明王が...そばにぬいぐるみを置いたら大丈夫だったみてぇ...なんでだよ
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
