マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ13)

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パーティーの準備ページ13

ダイアゴン横丁ではなく、マグルがいっぱいいる高級ドレス屋にやってきた。

やはり、周りからの視線は集まりまくりだった。

早めに買って帰ろう、とお母さんに小さな声で伝える。

店内にあるドレスは、美しいものばかりでどれか1つを決めるのはとても難しかった。

しばらく店内をうろついていると、一際目立つ真っ赤なドレスを見つけた。
全体がレースで出来ていて、膝丈くらいの長さのドレスだ。
このドレスを購入し、私達は、私の腰ぐらいまである髪をまとめるための髪飾りを買いに行くことになった。

相変わらず、髪飾りを売っている店でも視線を集め、なんだかもう慣れてきたような気がする。

髪飾りは案外すぐに決まり、シンプルなデザインの髪飾りを買った。

パーティー当日、ドレスを着て、お母さんに髪型をキメてもらう。

私「おぉ･･･！」

鏡を見ると、真っ黒な髪は頭の後ろできっちりと固められ、シンプルな髪飾りがキラキラと輝いていた。
ドレスもすごく似合っていた。

メイクもバッチリと決め、ドレスと同じ色のリップがより一層私の顔を美しくした。

お父さんもお母さんも美しい服に身を包み、いつもとは違う雰囲気だった。

私は赤いヒールを履き、マルフォイの家へと向かった。

マルフォイの家は恐ろしく大きく、お城のようだった。

扉の前に行くと、扉がガチャリと開き、中からバッチリと決めたマルフォイが出てきた。

ﾄﾞﾗｺ「どうぞ」

マルフォイは慣れた手つきで私達を中に迎え入れた。

中は、高価そうなドレスやスーツに身を包んだセレブそうな人達でいっぱいだった。

ルシウス「おぉ、来てくれたんだね。ありがとう。･･･ドラコはもういいぞ。Aちゃんを案内しなさい」

人混みの中からルシウスさんがやってきた。
相変わらず美しいなあ。

と、感心してると、

ﾄﾞﾗｺ「もうパンジィ達はいるぞ。」

と行ってスタスタと歩いていってしまった。

私「ちょっ、待ってよ！」

マルフォイは人混みの中をするすると通り抜けていき、今にもはぐれてしまいそうだ。

こんなとこで迷子になったら恥ずかしすぎる、と思い、ちょっと前を歩いているマルフォイの手を掴む。

マルフォイは驚いた様子で振り向くが、また前を向いてスタスタと歩いていく。