番外編〜七夕3〜 ページ47
神田は桃色の短冊を知っていた。
それは、蕎麦をジェリーから貰った時に自分の短冊の隣に新しく短冊が飾られているのを見てなんとなく見てみた短冊だったからだ
これでお互いの願い事が分かった
神田「サクラ…///」
貴女「何？…んっ！？///」
二人の唇が重なると同時に、綺麗に輝く天の川とキラキラと光る流れ星が空を一段と輝かせた
貴女「なっなっ…///」
神田「俺の願い事知ってるなら叶えてくれよな」
貴女「！…うんっ！」
サクラはニコッと少し赤くなった顔で微笑む
貴女「なら、神田もその様子だと知ってるみたいだから私の願いも叶えてよね？///」
神田「あぁ」
そしてお互い、内容はだいたい同じだったことに気付き笑う
そして空を見上げる
貴女「綺麗…(リナリーの言葉は本当だったんだ//)」
神田「(七夕なんかただの作り話だと思ってたが…まぁ、悪くはねぇな//)」
今頃教団の皆も屋上にあがって、この天の川によって輝いている夜空を見上げている頃だろう
何年振りだろうか…
昔、ユキト兄さんとフユト兄さんで家の近くの山に登って星を見に行ったっけ
貴女「(あの頃は大切な家族と一緒にいったけれど今は…)」
家族と同じくらい大切で大好きな人の隣で見ていると思うととても嬉しいとサクラは思った
桃色の短冊に書かれたサクラの願い…神田のことは貴方とかいているが神田に変えると
『大好きな神田と笑って楽しく過ごせますように』
と書いてあるのだった。詳しく言うといつものように朝稽古をし、食堂でご飯食べて…笑いあって楽しく幸せな時間を過ごせますようにということ…
星を見に屋上へ行ったため教団の食堂には明かりついたままで誰もいなかった
開いた窓から涼しい風がふいて、風は皆の願いを星に届けるように笹の前を通り、また窓の方へとふいていった。
桃色と水色の短冊はヒラヒラと仲良く揺れて他の短冊よりも輝いていたという
それは星と風しか知らないことだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜姫(おうき)(プロフ) - ｃｏｃｏａさん» ありがとうございます！一番だなんて……！とても嬉しいです！更新が遅れ気味ですが、ちゃんと更新していくので応援よろしくお願いします！ (2017年11月9日 23時) (
レス) id: 8d0c5bcfdc (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし今後他の作品を作る予定ならディーグレイマンの世界にトリップか転生したアニメK銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さい応援してます。 (2017年8月18日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
ｃｏｃｏａ - この作品好きです。一番 (2016年9月20日 23時) (レス) id: 2f1f825de4 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - ありがとうございます！後でやってみます！ (2015年7月15日 15時) (レス) id: c5fe9fc190 (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(おうき) - 読者様に変換して頂くのは、=をつけた後に名前を書きます。 例えば私の場合主人公=サクラと設定しています。=の記号を忘れずに。 =の前には主人公や兄など登場人物の名称を書き、後に自由に好きな名前を書きます。 (2015年7月14日 21時) (レス) id: 86be40d260 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜姫(おうき) | 作成日時：2015年4月19日 14時
