Dグレ 神田ユウ〜恋愛小説〜3

第95話〜第二の希望〜 ページ14

神田「出てくるな…下がってろコムイ」
コムイ「無茶だイノセンスなしで…」
神田「俺はそうそう死なねェよ」
ヘブラスカ『コムイ…聴こえるか』
〜第二の希望〜

コムイ/神田/貴女「！？」

ヘブラスカ『コムイ…私の所へ来い…私がレベル4をひきつける…お前達は…私の内のイノセンスを持って本部を脱出しろ！幸い方舟はまだアジア支部とゲートが繋がったままだそこへ皆を！このままでは…被害が大きくなるばかりだ！イノセンスさえあれば本部は立て直せる！コムイ！』

貴女「絶対させないッ…ヘブラスカは…大切な仲間だものッ…そうよねコムイ！？」

コムイ「っ…」

貴女「コム…イ？」

コムイ「…各班班長へ！一度しか言わないのでよく聞いてくれ…これより僕の指示に従い各自班員を誘導し…方舟3番ゲートからアジア支部へ避難する！第5研究室のエクソシスト数名の安否が不明の今…我々がすべきことはイノセンスを守り全滅を回避することだ！」

そして最後の言葉は私に絶望を与えた

コムイ「この本部から撤退する！」

貴女「う…そ…でしょ…？」

コムイ「まず科学班は…」

そのまま指示を出し続けるコムイ…

貴女「どうしてよ…どうして…」

この本部は、私達のホームでしょう？私達が入団した時からこの城は…私達を見守ってくれたんだよ？ここには沢山の思い出がある…まだ壊れていない部屋だってたくさんあるっ…！壊れたところは…直せばいいじゃない…

貴女「ここは…私の“第二の希望”を与えてくれた場所なのに…！」

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