Dグレ 神田ユウ〜恋愛小説〜２

第73話〜病棟〜 ページ42

リナリー「うるさくてごめんね、ミランダと姫美と、ユキト」
ミランダ「うふふ…リナリーちゃんたら」
リナリー「な、なに？」
貴女「コムイに会えてよかったね、とっても嬉しそう」
リナリー「！」
〜病棟〜

貴女「…私、神田に会ってくる」

婦長「大丈夫？無理はしないようにね」

貴女「はい、兄さんをよろしく頼みます」

ユキト「ﾋｯｸ…」

その頃、男性陣では…

ぐるるるる…ドルルル…ギュルルルッ

コムイの泣き声…ではなく、凄く大きなお腹の音が聴こえていた

ラビ「ちょっとちょっと看護婦さんーっ！クロちゃんの腹がうるせェさー！」

大きなお腹の音はクロウリーだった

看護婦「困ったわねェ何か食べてもらいたくても起きないことにはどうにも…」

マリ「私は聴覚がよい分キツイ…」

デイシャ「うーるーせーぇー」

ラビ「どこ行くんさ？ユウちゃん」

神田「こんな所で寝られるか自室に戻る」

マリ「コラ！ダメだぞ神田！」

神田「うるせェ」

ティエドール「マーくんの言うことを聞きなさいユーくん」

神田「…どいて下さい」

ティエドール「可愛い息子達のお見舞いに来たんだよベッドに戻りなさいユーくん」

神田「息子じゃねエし教団に帰った途端その呼び方になるのやめて下さい」

ティエドール「弟子は我が子も同然じゃないか、照れないで家にいるときくらいは私に甘えておいで」

デイシャ「あきらめるじゃん神田、師匠はこういう人だしさ」

神田「おっ俺は…っっあんたのそういうところが大っっ嫌いだーっ！」

ガキャコーンッ！

看護婦「キャー暴れないで下さい！」

マリ「こら神田っ」

ガチャッ…

貴女「神田〜お見m((ドガッ！」

バタッ…

全員「・・・あ」

神田「お、おい…だ、大丈夫か…？」

貴女「…神田…」

神田「な、何だ」

貴女「……怪我、大丈夫？(ﾆｯｺﾘ」

神田「！？お、怒らないのか…？」

貴女「確かに痛かったけど、周りの人達にも迷惑がかかるだろうし、神田も疲れてるでしょ？私もそれくらいでは怒んないよ」

最後に天使の微笑みを神田に向けるサクラ

神田「///」

バタッ…

貴女「きゃっ！？ちょっちょっと神田！？大丈夫！？」

デイシャ「あーあ」

マリ「姫美の笑顔に神田は弱いな」

ティエドール「うんうんさすがだよ！ユーくんを最高に照れさせるだなんてねぇ〜」

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