Dグレ 神田ユウ〜恋愛小説〜２

第62話〜手伝い〜 ページ30

千年伯爵「何をしに来たのです？この舟を奪いに来たのなら遅すぎましたネェ♪すでにこの舟の“心臓”は新しい方舟に渡りましタ♪“心臓”がなくては舟は操れない…奏者であっても何もできませン♪愚かですねェクロス♪二度と出られないとも知らずニ…フフ♪」
リナリー「！？だっだめ！これ以上は体のキズが…アレンくん！」
アレン「ラビ…！チャオジッ…デイシャ…クロウリー…神田…っ！伯爵ぅぅぅ！」
アレンは伯爵に襲いかかる
貴女「アレン！」
ユキト「あの馬鹿！」
クロス「！」
〜手伝い〜

リナリー「アレンくん…っやめて…っ」

ドンッ！

千年伯爵「我輩の剣…！？」

パタタタッと伯爵の顔にアレンの血が落ちる

千年伯爵「“憎悪”…ッイイ瞳(め)だアレン・ウォーカァ〜♪」

ガキンッ！

アレンは怒りに満ちた瞳をしていた

千年伯爵「ホッホッホッ♪」

アレンは伯爵を追いかけ、下に落ちていく…

リナリー「(落ちる！)アレンくんっ」

クロス「脳傀儡(ｶﾙﾃ･ｶﾞﾙﾃ)！」

アレン「！？体が勝手に動く…！？マリアの能力か…ッ！」

クロス「やめろ、仲間に死なれて頭に血がのぼったか馬鹿弟子」

アレン「マリアの術を解いて下さい師匠！伯爵を！」

クロス「嫌でも這い上がってこい…憎しみで伯爵と戦うな」

アレン「！」

千年伯爵「灰色の鍵…さァ行きましょウ♪」

しかし、クロスが千年伯爵の近くを撃ちその岩が崩れ、そうはさせなかった

千年伯爵「まァいいでしょウ♪クロス達が死んでかラ迎えにあがりまス♪」

その後伯爵とレロは再開し、何処から現れたのかロードの扉の中に落ちながら入っていった。

クロス「立て」

貴女「アレン、大丈夫？」

クロス「お前に手伝わせる為にノアから助けてやったんだ」

アレン「…手伝う？」

ユキト「何をするんだ」

クロス「任務だ」

貴女「？なら、ここに“生成工場”があるんです？」

クロス「部屋はまだ残っている、“生成工場”へ開けろティム」

アレン「ティム…！？」

パーッと明るくなり、光が消えると…

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