浮気…してるんだよね？【及川徹】

城之内さん。 ページ5

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Aside






次の日___







｢2年C組、城之内 楓ですっ！一生懸命頑張ります！よろしくお願いします！！｣







そして今日は、昨日のマネージャー志望の女の子が本格的なマネージャーとして来てくれたから、皆で自己紹介しようという徹の提案でただ今真っ最中です。








｢じゃあ次俺ね〜。及川徹で〜す。知ってるかもしれないけど、そこのもう1人のマネージャーと付き合ってるから変なことはしないでね〜？もちろん俺にも。｣








と私の顔を見ながら言う徹。
だけど、そのときの城之内さん？の目線が
すごく痛かった、というより怖かった。







徹に続き、はじめくん、貴大くん、松ちゃん、矢巾くん、渡っち、英くん、勇くんと今いるレギュラーメンバーが次々と自己紹介を終えていく。








『3年の影山Aです。わからないことは何でも聞いて？これからよろしくね！』







｢…はい、こちらこそよろしくお願いします！｣







｢じゃあ練習始めようか！楓ちゃんはAにマネージャーの仕事教えてもらってね？A〜あとはよろしく〜｣








『はーい、じゃあまずはドリンク作ろっか。』








そう言いながら、城之内さんを水道の場所まで案内する。








『ここでいつも作るんだけど、味の濃さとか皆バラバラでさ。まあ最初はわからないと思うからこのノート見ながら作っていいからね？』








ドリンクを作りながら説明していく。
城之内さんマネージャー初めてって言ってたけど
すごい上手だし、何より仕事を放棄する悪女じゃない。よくいるじゃん、先輩に全部任せて自分がやりました〜ってする後輩。最初はそんな子なんじゃ…って心配してたけど、これなら大丈夫っぽいね。








｢A先輩、この量をいつも1人でやってたんですか？｣







『もう慣れてるから平気だけどね〜。でも今は城之内さんが入ってくれたからいろいろ助かる。ありがとう。』






｢いえいえ！私なんかが役に立てるかわかりませんけど、精一杯頑張らせてください！｣









こんないい子に、あんな裏の顔があったなんて
この時の私はまだ、知る由もない。

ちょっとした宣戦布告。→←悲劇の始まり。

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