【声優・短編集】2

恋愛対象外【中島ヨシキ】リク ページ30

梅原side



｢どうしたらいいんですかあああ…｣

梅原｢うーん｣

｢こんなに好きなのに…うう、｣

｢なぜ…なぜ…私は恋愛対象外なんだあああ！｣

西山｢うるさい｣

｢イダッ｣



西山｢そもそも、ヨシキの好み外なの｣

西山｢嫌なら好みに合わせなよ｣

梅原｢いやそれだと後にしんどくなるぞ｣

｢…辞めます｣

西山・梅原｢え｣



｢だって、こんなの…時間の無駄ですから…｣

にへら、と力なく笑う鮫川



｢…長い恋でした、終わりにします｣

おふたりにも長く相談してすみませんでした

と鮫川は帰った



梅原｢どーすんの｣

西山｢ううん…｣

梅原｢…聞いてんのかよ｣

中島｢イデッ｣

梅原｢お前にいってんだろうが、ヨシキ｣

中島｢あはは〜…｣

ヨシキはずっと居た



中島｢どうするも、俺彼女いるし…｣

梅原｢レスで放置魔の彼女をいるとは言わん｣

中島｢うぐっ｣

西山｢好かれてるならそっちに行くのもいいよー｣

中島｢…それでも、彼女の方が…好きだからな笑｣



恋愛対象外なのは、彼女が居るから

健気に思い続け、ヨシキに反対されても

好きでい続ける鮫川は本当にすごい



ヨシキの好みに合わせたりもしたが

ヨシキに止められたりしてた

鮫川さんの良さが無くなるから、そのままでいて

なんてそりゃそんなこと言われたら継続する



梅原｢罪深き男よな｣

西山｢ほんとそれな｣

中島｢いや、誰だってそうだろうて！｣

まあ、俺は



梅原｢さて、本音は？｣

西山｢？｣

中島｢え？本音？｣

梅原｢実の所、鮫川でもいいとか思ってるだろ？｣

中島｢そ、それはない｣

梅原｢素直になれよ、ヨシキ｣



梅原｢放置してる彼女と、好きと言ってくれる鮫川とどっちがいいかなんて分かってるだろ｣

トン、と押した

居なくなったヨシキ



西山｢いいの、あんなこと言って｣

梅原｢なにが｣

西山｢ヨシキの彼女さんに言い寄られてるんでしょ｣

梅原｢…ま、全然好みではないがな｣

西山｢それに、鮫川さんの事好きでしょ｣

チャンスじゃないの、なんて言われたけど



梅原｢振り向かないの分かっとるわ｣

で、後日



｢付き合えました！｣

梅原｢おめでと｣

｢梅原さんのおかげです！｣

梅原｢じゃあ遠慮なく｣

｢え？｣

梅原｢ヨシキだめになったら、俺にしな｣

｢へ………ええっ？！｣

中島｢だめだめだめだめだめー！！！｣

あげない！！と言われて



俺の後輩は嬉しそうだった

梅原｢(サービスしてやったぞ)｣

ストーカー気質【梅原裕一郎】リク→←何回目？【梅原裕一郎】

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