【うたプリ】あの藍ちゃんが幼くなったようです【美風藍】

あいちゃんとかくれんぼ ページ10

慌てて部屋を飛び出して全力で走ったものの、大変な事に気付いた。

私、この家の間取りを知りません。

本当に馬鹿としか言いようがない。

昔にもこんな事があったなー、なんて考えながら近くの部屋に入った。

私は凄い運の持ち主かも知れない。。

入った部屋の先は……キッチンでした。

キッチンはとても綺麗に整頓されていて、とても広かった。


『あいちゃーん、居るー？』


そう言ってみたが返事がない。

此処には居ないのだろうか。

そう思って引き返そうとした時_____


ガタッ


『え？あいちゃん？』


音のした方を見ると、あいちゃんがテーブルの下にかくれていた。


『そんなとこで何やってるの？』


テーブルの近くに寄り、あいちゃんに目線を合わせて聞いてみた。


「みんなをびっくりさせようとしたんだ。おなかすいたっていったのに、みんなむししたから。」


あいちゃんは、ちょっと首をかしげながら寂しそうにそう言った。

何て可愛い！！前のあいちゃんにはデレが少なすぎた。

幼くなって発想がちょっと可愛くなった。


『そっかー、ごめんね？ちょっと冷静さを失ってた。でも、今度はちゃんとしたかくれんぼで遊ぼっか？』


あの時、理由が知りたくてあいちゃんのことをほったらかしにしてしまっていた。

無視されたら誰でも悲しくなる。

だから今は理由がどうであれ本人と接することが大事だと思った。


「かくれんぼ…？かくれんぼってなに？」

『かくれんぼはね、さっきあいちゃんがしたように隠れる人と鬼がいて、鬼が目を瞑って10秒数える間に隠れる人がみつからないように隠れるんだよ。それで、鬼が探しに行くんだ。みつかったら負けで、鬼の勝ちだよ。』


私は説明が下手くそなんだけど、頭のいいあいちゃんには伝わったようで「わかった。」と言ってくれた。


『あ！あいちゃんみつけた事2人は知らないやー。とりあえずリビングにもどろっか？』

「うん、そうだね。」


ということでリビングに向かった_________

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