曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ39)

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よけい者ページ39

デ「なんだ？お前に一体何ができる？魔法界を失望させたお前に！よけい者のくせに！家名を汚したお前に！たった二人の友達を傷つける私を止めたいのか？それなら私の言う通りにしろ」

「アルバス、ダメよ！」

デ「クルーシオ！」

Aが金切り声を上げる。

ア「やめてくれ！！お願いだ」

すると、突然クレイグが元気いっぱい走ってくる。

ク「アルバス？スコーピウス？A？みんなが君たちを探してるぞ＿＿＿＿」

ア「クレイグ！逃げろ！助けを呼ぶんだ！」

ク「何が起こってるんだ？」

デ「アバダケダブラ！(息絶えよ)」

デルフィーの放った緑色の光がクレイグに命中する。

クレイグは仰向けに吹き飛ばされ＿＿＿そのまま息絶える。

長い静寂に感じられる。

デ「わからなかったか？これは子供の遊びではない。お前は私の役に立つが、友人たちは違う」

アルバスとスコーピウス、Aはクレイグの亡骸を見ている。

三人とも地獄見ている気分だ。

Aはあまりの衝撃に吐き気が伴う。

デ「アルバス・ポッター、私は長いことかかってお前の弱みをつかんだ。お前の弱みは父親と同じ、友情だ。いう通りにしろ、さもないと＿＿＿＿スコーピウスとAは死ぬ」

デルフィーが三人を見る。

デ「ヴォルデモートは戻り、オーグリー様はその傍らに座るのだ。予言通り」

デルフィーは微笑み、スコーピウスとAを乱暴に引き寄せる。

デ「セドリックはよけい者だ。そしてアルバス＿＿＿＿」

今度はアルバスを乱暴に引き寄せる。

デ「歴史を変えることで、見えない子供が父親を消す。そして闇の帝王を呼び戻すのだ」

タイムターナーが回転し始める。

デルフィーが少年たちと少女の腕を引っ張り時計に触れさせる。

デ「さあ！」

巨大な閃光が走り、大きな音が耳をつんざく。

そして時間は戻り始める。

何かに吸い込まれるような音と、

バン！という音が響く。