曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ38)

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消えたロケットページ38

「何てことを！！」

Aはロケットの破片をかき集めようとするが、手を縛られうまくいかない。

デ「余計なものはなくなった」

デルフィーはAの杖を取り上げて折る。

「デルフィーニ...！」

Aは怒りに満ち溢れた瞳でデルフィーを見る。

デルフィーはバカにしたように笑い、Aに杖を向ける。

デ「余計なことをしたら、殺す」

Aはその恐ろしい言葉に何も言えなくなった。

スコーピウスがAに寄り添う。

デ「今こそよけいな者をよけいな者ではなくするときだ。我々はセドリックを探しにいく。Aとスコーピウスの見た世界をよみがえらせるのだ」

ス「地獄だ。地獄をよみがえらせたいのか？」

デ「私は純血で強力な闇の世界をよみがえらせたい」

「ヴォルデモートに戻って来てほしいと言うの？」

Aは青ざめてデルフィーを見る。

デ「彼はよみがえる。まっさらな第三の課題から始める。いいな？」

ア「それはできない。セドリックは父さんと優勝する必要がある」

デ「彼を止めるだけではない。お前は彼に屈辱を与えるのだ。彼は裸で迷路を飛び出す。屈辱を与えることで予言が成就するのだ」

ス「どんな予言だ？」

デ「スコーピウス、お前はあるべき姿の世界を見たのだ。その世界が戻ってくるようにする」

「そうはならないわ。私たちは従わない。たとえ何をさせられても」

ア「服従の呪文を使わなければならないだろうな。僕を操ることはできない」

デ「いいや、お前は従う。アルバス。操り人形のお前ではなく、お前がセドリックに屈辱を与えるのだ。無理にでもやらせる」

ア「なんでもやってみろ」

デルフィーはアルバスを見て、スコーピウスとAに杖を向ける。

デ「ああ、やってやる」

ア「やめろ！二人に手を出すな！二人は親友だ！」

デ「思った通りだ。お前は友達を傷つけられる方が怖い」

ス「アルバス！こいつが何をしようとも、こいつの思い通りにさせちゃダメだ」

「アルバス、思い通りにさせるわけには、」

デ「クルーシオ！(苦しめ)」

スコーピウスとAは死にたくなるような激痛に悲鳴を上げる。

ア「僕は...」

デルフィーは笑い声を上げる。