みんなで魔術授業 ページ14
今朝はどうしたものか一味違った。
用意されていたのは大層な馬(？)車
おじいさんが送り迎えの為に購入していたのが届いたらしい。
これで登校する、と。
案の定、断れなかった入間君に続いて乗り込み隣に座る。
さらに隣に座ったのはオペラさん。
ぴたりと密着している。
「あの、オペラさん…？」
「ハイ何でしょうA様」
「この並び、おかしくないですか？」
「そうですか？」
そう答える彼をジト目で見ると、ハッとした顔をして
「私とした事が失礼致しました」
ひょいっと持ち上げられ、オペラさんの膝の上に座らされた。
「―――…ッ」
「座り心地は如何でしょうかA様」
耳のすぐ傍でやたらイイ声で囁かれる。
「おや？真っ赤ですよ
またお熱でもあるのでしょうか…？」
指摘されて意識して余計に火照ってしまう。
「それとも…
お耳は感じやすいという事でしょうか」
フゥッと息を吹きかけられ
「ひゃぁっ」
思わず変な声が漏れて、慌てて両手で口元を覆う
ペロリと舐められた。
「う…」
ゾクリと感じてしまった声は、塞いでいたおかげでくぐもったものになった。
「A様…」
今度こそ全力でオペラさんを押し返し、
「む、向こうに座って下さいッ」
ようやく言えた。
オペラさんは
「やれやれ」だの
「仕方ありませんね」だの呟いて座り直せば
「なるほど。
こちらの方がA様のお顔がよく拝見できて良いですね」
向き合わせで喜びをあらわにしていた。
もう何も言い返せなくなった私は、恐る恐る隣へ視線を移すと
入間君は始終顔を真っ赤に染めて俯いていた。
なんなのこの公開セクハラ羞恥プレイは――…ッ！！
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宮本怜奈(プロフ) - オペラさん落ちにならないかなぁ (7月26日 15時) (
レス) id: 7c7c8b709f (このIDを非表示/違反報告)
紫狐 - きゅんきゅん飛び越えてぎゅんぎゅんしてるよね、うん。 (2021年5月31日 2時) (レス) id: c31e34af03 (このIDを非表示/違反報告)
駒田針 - オペラさん落ちがいいです (2020年11月26日 1時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
ミユミユミユウ(プロフ) - もう最高です！こんな素敵な作品作れるなんて感動の塊です！もう尊敬します(笑) (2020年5月11日 22時) (レス) id: b65a13c736 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ(プロフ) - 初めまして、更新とても嬉しいです。今回のお話も一段と素敵で何度も読み返しております…!これからも応援しております。 (2020年5月3日 10時) (レス) id: 3238bdcfdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：周杜（ｼｭｳﾄ） | 作成日時：2020年3月14日 16時
