ノーマル人間が魔界へ行くと…２【魔入間】

問題児クラス ページ1

理事長おじいさんから、
４人とも同じクラスにしたと聞かされて
今日も仲良く登校


目立ちたくない私達以上に目立つ問題児がいっぱいいるクラスにした
とも言ってた通り、
掲示板には問題児(アブノーマル)クラスの中に名前があった。


案内の矢印に導かれて
屋外、それも地下の部屋へと来た。


クララちゃんに押された入間君めがけて
槍やら剣やらが降ってきたのだが、
入間君はそれらを見事に交わした。

クラスメイトから拍手喝采


「おい！
一体何のつもりだ貴様ら！」


アズ君が声を荒げると、


「何って入室ドッキリ？」

「うん
何本当たるか賭けてたの」


短髪長身の男子と
尻尾で宙に浮いてる金髪の男子が答えた。


これが問題児クラス
入室一歩で殺されかけた。

圧倒的な危機回避能力を持ち合わせている
入間君だったから避けられたけれど、
私だったら死んでる。

すごい危険な歓迎にゾッとした。


「いやぁ
全部避けたのはキミだけだよ」

「まぁ
全部受け止めた方もいらっしゃるけどね」

「笑止！
避けるなど臆病なマネはせぬ！！」

「「受け止めてる〜」」

「デカッ」


とっても大きくて
私の苦手なタイプのワイルドな男子。


「己(うぬ)は、
このサブノック・サブロは、魔王にふさわしきビッグな男だからな！」


彼は入間君に凄む。


「よいか特待生！
先にヨドとなり魔王となるのはこの己だ！
主(ぬし)もいずれ己の前に跪くことになるだろう！」


何やら語りだした野心家の彼は、
自分よりランクが高くなりそうな奴は全員気に入らないと
教師にケンカを売ってこのクラス入りなのだそう。


もしかしてこんなクラスメイトばかりなの！？

のほほんと来たけど、かなりヤバイ所なんじゃないか

運動神経もない
生身の人間の私が来て大丈夫なのかな…

２．→

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