【リヴァイ兵長】兵長と秘書の関係《番外編》 (ページ46)

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番外編【3】#34 ページ46

リヴァイside

「え？......え？ちょっと待ってください。今、『リヴァイ兵長』って言われました？」

マリアが俺の話を遮って俺の顔を見た。

「あぁ。」

「エルヴィン団長の大事な人は、『リヴァイ兵長』だと？」

「だから、そう言っている。」

何度も言わせるんじゃねぇと額にシワを寄せた。

「冗談じゃねぇよ、まったく。奴は貴族の女に『俺とできている』と言って女と寝ない理由をつくったんだ。お前のためにな。」

マリアが動揺している。

「......私のために？」

「あぁ。そうだ。」

信じられないっとマリアは顔を手で覆った。

「今回貴族側も見合い話は無かったことにしたらしい。そりゃ男が好きじゃ仕方ねえ。俺まで巻き込まれたのは心外だかな。」

「エルヴィン団長は.......。」

「あ？」

「エルヴィン団長は今どこにいらっしゃいますか？！」

そう言うと、マリアは目に涙を溜めて顔を赤くしている。

「調査兵団の団長室にいる。」

そう言うとマリアは玄関から飛び出して行ってしまった。

まったく、行儀のなってねぇワンコだな。

そう思いながら、俺はマリアの店を出た。