けっこう強引 ページ5
牛島くんと会話している間に外は結構暗くなってきていた。
バッグからスマホを取り出して、時間を確認すると、もう17時過ぎ。
「あ、もうこんな時間だ。結構暗くなってきたね。」
「そうだな。すまない、絵を描いていたのに邪魔をしてしまった。」
「そんな事ないよ!絵は今日は下描きだけでもいいなって思ってたし…」
「そうか。じゃあ、もう帰るのか?」
「そうだね、真っ暗になる前に帰らなきゃ…」
「なら送っていく。」
「え??」
牛島くんのその一言で頭がパンクしかけた。
送っていく?私を、牛島くんが??
「そんな!申し訳ないよ…」
「なぜ申し訳なくなる?」
結構牛島くんはグイグイ来るタイプだな。意識しているとかじゃなくて、自然と言っているのがまたなんとも…
「今から片付けをするのだろう?その間に忘れ物を取りに行く。先に帰っては駄目だぞ」
いい終わる前に牛島くんはさっさと教室から出ていってしまった。
うんと言うまもなく、行ってしまった牛島くん。
「結構、牛島くんは強引というか何と言うか…」
とりあえず片付けはしておくことにした。
123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:矢風 | 作成日時:2019年9月30日 22時