六十松目 「お風呂」 ページ20
Aside
相談に乗ってもらった上に背中まで押してもらったおそ松に感謝しながら、私とおそ松は部屋に入った。
『ごめん皆、騒がせちゃって...っておい』
「何してんのお前ら...」
二人揃って部屋の中の光景をジト目で見つめる。
「あんね！！やきうしてんの！！！」
「違うでしょ十四松兄さん、まくら投げだよ。あとうるさい」
目の前に広がっていた光景は、床に敷かれたシーツをぐしゃぐしゃにしてチョロ松とカラ松以外の三人が枕を持っているところだった。
「ごめん一之瀬さん...こいつら聞かなくて...」
申し訳なさそうな顔をして謝るチョロ松。いや、なんで君が謝るの...。
『チョロ松は謝らなくていいよ、あとさっきはごめん...もう大丈夫だから。』
「僕は気にしてないから！元気になってよかったよ。」
言えば、私が一歩踏み出せたのはチョロ松のおかげでもあるから、感謝しなきゃ駄目だな。
......それより
『.....なぁ、そろそろつっこんでもいいか？』
「？なに？」
『何でお前ら上半身裸なの』
人ん家で上半身裸でまくら投げってどういうつもりだよ。
しかも夜中だし修学旅行じゃねぇんだから...
「A！見ちゃだめだ！！」
『おせーよ』
あわてて私の目を手で覆うおそ松だが、
もう数分たってる上話もしたんだから慣れかけてるわ
「ごめんねAちゃん、服があまりにも血なまぐさかったから先にシャワー借りさせてもらったんだ。....大丈夫だった？」
うるうるとした上目使いでこちらを覗き込むトド松。
『いや、そういうのはいいんだけどさ、早く上着てくれないか
その...目の行き所が困るというか...』
なんでもいいからこれでも着てて。と、私はクローゼットの中からグレーのＴシャツとジャージのズボンを六人分渡した。
女の子が着ているものだから、少し戸惑いつつ着る五人。
「あれ？一之瀬さんが着てるんだから少し小さいのかと思ったけど...」
「ぴったりだな。」
『あー...私あんまりピタッとしたの好まないから、いつも大きめのメンズ用の服買ってるんだ。』
へぇー、と同時に納得の声を上げる五人はやっぱり兄弟だなと思った。
『おそ松はどうする？風呂、先に入るか？』
「んーどーしよっかなー」
頭を抱え考えるおそ松。そんな悩まなくても...
その時、おそ松は何かをひらめいたかのようにバッと顔をあげた。
「よし！一緒に入るか！風呂！」
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春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます＾＾応援してくださって作者は感謝感激です！これからもよろしくお願いしますね＾＾ (2018年3月18日 2時) (
レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ豆腐味噌汁(プロフ) - 更新待ってました(´∀`)この作品ほんと好きです!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!!なので更新頑張って下さい!!!!!!!!!ほんとに!!!!!!!!!応援してます!!!!!!!!! (2018年3月4日 15時) (レス) id: c4290caa64 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - 和蘭芹さん» コメントありがとうございます！長い間更新できていなくてすみません...ただ今作成中ですので少々お待ち下さいませ！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
和蘭芹 - めっっっちゃ良いところで切られたので雄叫びあげました(てか何ですかコレ…！文才アリアリのアリですよ！！更新ずっっと待ってます！！応援してますううううん”ん”ん”ん” (2018年2月22日 23時) (レス) id: 0bd5b50639 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます(^^) まさか更新をずっと待ってくださっていた方がいるとは…泣 更新もぼちぼち頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年1月15日 0時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりゅりゅ | 作成日時：2016年6月5日 1時
