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three ページ4

〜4ヶ月が過ぎ…〜

「あの!江ノ本先輩!」

『ん、なに?金吾』

ある日食堂で兵助のお豆腐を食べていたら、金吾が話しかけてきた。

「江ノ本先輩は結局何委員会に入られるんでしょうか?」

『…あ。』

固まるのも無理はない。もう4ヶ月が経ってしまったのだから。遅すぎる。

『ん〜…これといった委員会がなくて…そういえば、金吾は体育委員会だよね?どんなの?』

「え?…それはもうすっごく楽しくて!委員長の七松小平太先輩はすごく体力がおありで!」

あ。無理。だって私普通に体力無いもん。海賊だもん!

「江ノ本先輩〜!」

突然真後ろから名前を呼ばれて振り返ると、そこには久々知兵助が…。

『どうしたの?』

「火薬、委員会の委員長に…なっていただけませんか!?」

『、、、火薬委員会、、、良いかも』

「え''」

私は兵助の手を取ると、キラキラしたお目目で兵助に詰め寄った。

『火薬の研究か何か!?』

「はい!!」

『よぉし!乗った!』

「「「ちょーーーーっとまったあああああ!!!!!」」」

今度は何!?騒がしいなこの学園!私はまたもや振り向くと、気絶しそうになった。

「江ノ本先輩!我らが生物委員会に委員長として入っていただけませんか!?」

「いや!我らが保健委員会の委員長補佐として入ってくれ!」

ここまでは良いのだ。ここまでは!なぜだ?なぜ…

「ギンギーン!A!会計員会に入れ!」

よりにもよって入りたくない委員会No.1の会計員会委員長潮江文二郎が来たんだ!!!私は若干

冷や汗ダラダラだった。あの地獄の会計委員に勧誘されてしまった。

『、、、、逃げる』

方向を変えると近くの木に乗り移ってサラサラと小松田さんの出門表にサインして私は忍術学園の門

の外に出た。

「くそっ!逃げられた!追うぞ!」

『厄介な!』

〜江ノ本A15歳、忍術学園の事、嫌いになりそうです(海賊に戻りたい)〜

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作者名:朝霧 | 作成日時:2022年3月21日 17時

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