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あれよあれよと言う間に花火大会の日になった
叔母 「よし！いいよ！」
A 「...浴衣なんて、張り切りすぎてると思われないかなぁ」
叔母 「大丈夫大丈夫！可愛いから！ほら、時間だよ？行ってきな！」
A 「うん！ありがと！いってきまーす」
叔母 「いってらっしゃい！楽しんできなね」
カランカランってなれない下駄を履いて歩く
花火大会の日に合わせて縁日を出してる通りの
待ち合わせ場所の嵐橋に近づくと
見慣れた姿が人混みの中にあった
少し離れたところから目が合った気がしたから、
手を振ってみたけど
なんか、さっと逸らされちゃった
あれ？気づかなかったのかな...
そう思いながら小走りで先生のもとに到着
A 「遅くなって、ごめんなさい！」
智 「んぁ、全然大丈夫」
A 「先生？」
智 「...」
私の呼びかけに振り向いたと思ったら
無言で見つめらる
あ、浴衣...
A 「やっぱり変ですよね！浴衣！いやぁー恥ずかしいな...」
見られてるのも恥ずかしくて
ついつい早口になってしまう
智 「いや、逆」
A 「へ？」
智 「すげぇ可愛い」
A 「っ!!」
...大野先生、その不意打ちはしんどいです!!!!
大野先生も恥ずかしかったみたいで
「行こっか」って正面向いて歩き出す
前と後ろで歩いてるのに、
寂しい気持ちにならないのは
歩き足す時に自然に繋がれた手があるから。
A 「あ、」
智 「ん？」
先生の後ろ姿にさえキュンキュンしてたら
見つけたリンゴ飴
お祭りって言えばリンゴ飴
ってくらい好きなんだ
...でも、リンゴ飴なんて子供っぽいかな？
智 「あれ、買おっか」
私の気持ちを悟ってか
先生から声かけてくれた
おじさん 「はい、1回ね」
智 「よーし！」
数字が書かれたルーレットを
気合いを入れて回す大野先生
ルーレットが指したのは、2！
おじさん 「ほい、好きなの2本選びな！」
智 「いぇーい」
私をちらっと見て
こそこそって小さい声で
「ラッキーだったね」って耳打ちする先生
智 「いやー、2人1つずつ食べれてラッキーラッキー！笑」
A 「ふふっ そーですね？」
私が選んだのはミカンのリンゴ飴
大野先生が選んだのはあんずのリンゴ飴
神社の階段に座って食べた
.
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のん(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます！のんびり更新ですが期待にそえるように頑張ります!!ぜひぜひお楽しみに...(´ｰ｀) (2019年11月20日 21時) (
レス) id: 205ea647f6 (このIDを非表示/違反報告)
けいこ(プロフ) - やだー幸せそうな2人が！続きが楽しみのようなこわいような‥でもワクワクです (2019年11月20日 19時) (レス) id: e17129d56c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2019年9月26日 13時
