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ニノと別れてから一週間くらいたったかな
いつまでも荷物、置いておくのも申し訳ないと思ったし
ニノと鉢合わせない方がいいと思ったから、早めに荷物を片づけに行って
合鍵も置いていった
ニノの部屋を出て歩き出した時
自分からふわっとニノの香りがして泣きそうになった
大好きだったはずの
安心するはずの
ニノの香りをあんなに近くで感じることはもうないんだなって
そう思った
ただただ長い夏休み
松本さんに「もっとバイト入れてください」ってわがまま言って
シフト数を増やしてもらう
友だちと遊びながら、バイトもして勉強にも明け暮れた
だいたい私のいる場所は、飲み屋か大学の図書室かバイト先になっていて
家に帰ることはほとんどなくて
ほんとに数時間、シャワー浴びて寝るために帰るみたいな
そんな生活
叔母もなんとなく私の状況を悟ってくれて
「ご飯はちゃんと食べなよ」とか「寝れてる？」とか
心配はしてくれてるけど、深くは聞かずに見守ってくれていた
今日もバータイムの準備からバイトだった
潤 「あ」
A 「？」
潤 「ごめん、マスタード切らしちゃってさ。悪いんだけど買ってきてもらえる？」
A 「はい！わかりました！」
潤 「…大丈夫？」
A 「へ？」
潤 「最近、無理してない？」
A 「全然！してないです！」
潤 「…そっか」
そう言うと、お金と一緒にキャップをかぶせてくれた
A 「わ！ありがとうございます」
潤 「暑いからさ。気を付けて行ってきなね？」
A 「はい！行ってきまーす！」
…私、そんなに疲れてる顔してたかな
お客様とも関わる接客業だし気をつけなきゃ！
って気を引き締める
近くのスーパーで業務用の大きめのマスタードを買って
お店に向かう。
夕方と言っても風は生ぬるくて、まだまだ暑い
店に続く防波堤沿いを歩いていたら
急にくらくらしてきた
…やばい。倒れそう
地面がぐわんぐわんして
思わずその場にしゃがみこむ
どうしよう。気持ち悪い。
とにかく道の端っこにしゃがみこむことしかできない
誰か呼ぼうとしても、手が震えて力が入らなくて
どうしようも出来ない。
…誰か、誰か助けて
そう思った時に聞こえた私を呼ぶ声
？ 「Aちゃん！Aちゃん！」
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のん(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます！のんびり更新ですが期待にそえるように頑張ります!!ぜひぜひお楽しみに...(´ｰ｀) (2019年11月20日 21時) (
レス) id: 205ea647f6 (このIDを非表示/違反報告)
けいこ(プロフ) - やだー幸せそうな2人が！続きが楽しみのようなこわいような‥でもワクワクです (2019年11月20日 19時) (レス) id: e17129d56c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2019年9月26日 13時
