彼女は俺の筋肉以外の秘密を知っている３ (ページ20)

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※※Your Side※※ ページ20

サッカーサークルは、やっぱり私にとって遠いどこかの銀河のような世界やった。

見学に来てる１年生の女の子も男の子も、何やキラキラしててまぶしかった。

何で行くって言うてもうたんやろ。
はよ帰って明日の予習がしたい。

すると、急に新入生から歓声が上った。
なんやと思って、歓声の先を見ると、與那城先輩が来たみたいやった。

女の子たちの黄色い声に囲まれながら登場とは、いいご身分やな。

與那城先輩が私の姿を見つけると、
何故か私の方へ走ってきた。

「あれ？サッカー興味ないんじゃなかったの？」

「いえ、ただ沙羅が心配なので来たまでです。」

「はいはい、楽しんでいってね。」

與那城先輩は笑って、座ってる私の頭にポンポンとして、声が大きい先輩の方へ歩いて行った。

天然たらしなんやろか、あの人。
與那城先輩の手は大きかった。

周りの女の子たちが羨ましそうに私を見ていた。

あ、舌打ち。

いつでも替わったるっちゅーねん。