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たかくんは奇跡的に一命をとりとめた。
しかし意識は戻らずそんな日がもう三日続いていた。
私に出来ることはないけれどたかくんのそばにいた。
相変わらず、今日も学校帰りにたかくんのもとによる。
「え、ちょ、どうしたん、？」
望が泣いていた。
まさか、と思った。
桃「や、まだ生きてっ、るねんけど、っ」
泣きながら望が言った。
「じゃあなおさらどうしたん？」
相変わらず望は馬鹿みたいに泣いていた。
手で涙を拭こうともしなかった。
桃「はまちゃんと、っ、約束、し、たねん。っ今。」
「今？何を？」
桃「今、いま、はまちゃんっ、が、しゃべってん」
到底理解不能だった。
ほんまに望は何言うとんのって感じやった。
けど。
それが例え望の妄想だとしても羨ましかった。
「で、なんと言うとったん？」
桃「それは男の約束やし、今はいえん。けどはまちゃんが元気になったらちゃんと笑って伝える。」
出来れば今知りたかったけど、たかくんの言うことならしゃーないし
「じゃあそんときは笑ってきくな？」
桃「そーして」
なんて話していたのもつかの間。
・
ピー、ピー、ピー
たかくんの体と繋がった機械から音が鳴った。
何分、何時間たっただろう。
望がナースコールをして焦った様子の医師とナースがきたときから。
時間の感覚も分からなくなったくらい同じことばっか考えてた。
信じないから。
たかくんはよ戻ってきて。
元気になってや。
いなくならんで。
お願いやから。
・
すぐに駆けつけてきた夏帆さんの願いも叶わず、
・
・
・
たかくんはこの世を去った。
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コーヒー - 虹色のかぴばらさん» こんばんは！感想ありがとうございます！大好きなんて言っていただけて嬉しいです！更新増やしますので応援これからもよろしくお願いします！ (2017年10月19日 18時) (
レス) id: d566723de7 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のかぴばら(プロフ) - こういうテイスト、大好きです… 更新楽しみに待ってます(^o^) 頑張って下さい!!! (2017年8月24日 23時) (レス) id: 52ac17794d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーヒー | 作成日時：2017年5月27日 18時
