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立つための力も抜け、そのまま地面にへたれこむ。
桃「ちょっ、A、どうしたん！？」
落ちたスマホから発された夏帆さんの声を望は聞き逃さなかった。
…
桃「はい。分かりました。今から向かいます。」
桃「A、とりあえず西病院いこか」
桃「大丈夫？立てるか？」
桃「…うん、いこ」
桃「おう」
望が私の手を掴んで走り出す。
そのあとはどちらも言葉を発しないまま西病院についた。
桃「�霤朕鰺気辰董△い泙垢�！？」
「確認しております。少々お待ちください。」
桃「A、大丈夫？」
望は斜め後ろにたっていた私の顔を見ることはなく言った。
桃「大丈夫やで。」
「お待たせ致しました。3階の手術室にいます。中には入れませんので外の廊下、もしくは控え室でお待ちください。」
3階まで、走った。
望も私もたかくんのこと以外頭になかった。
だいすきでだいすきでたまらないたかくんの無事をとにかく願った。
私の寿命が縮んでもいいから、どうかたかくんだけは。助けて欲しい。
たかくんはほんといい人でたかくんのことを嫌いって言ってる人はいないんじゃないかっていうくらいとにかく人が良くて。
だから。どうか神様。
手術中という赤いランプが目に入った。
「夏帆さん！」
そこには目が真っ赤になった夏帆さんがいた。
夏「Aちゃん！のんちゃん！」
桃「はまちゃんは…！」
夏「まだわからないの、もう、私、どうしたらいいか…っ、」
「たかくんは大丈夫ですよ。」
桃「せやな、大丈夫や。」
「夏帆さん、たかくんに何があったんですか？」
・
「子供を、助けたの。」
ありがちすぎて笑えるでしょ、
と乾いた笑いを零しながら夏帆さんは言った。
夏「道路に転がったボールをとりにいった子供に大型トラックが突っ込もうとしてて、それを見つけたはまちゃんが子供を突き飛ばして自分が…」
言いながら涙を零した夏帆さん。
・
………たかくん。大丈夫やんね？
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コーヒー - 虹色のかぴばらさん» こんばんは！感想ありがとうございます！大好きなんて言っていただけて嬉しいです！更新増やしますので応援これからもよろしくお願いします！ (2017年10月19日 18時) (
レス) id: d566723de7 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のかぴばら(プロフ) - こういうテイスト、大好きです… 更新楽しみに待ってます(^o^) 頑張って下さい!!! (2017年8月24日 23時) (レス) id: 52ac17794d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーヒー | 作成日時：2017年5月27日 18時
