宇宙一幸せな俺と ２

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ar side






山田は、性格が明るくなってた









目を丸くさせて 案内して！ なんて言われたら





断れるわけないじゃん







「ここが 〜 室で 〜室」





『へー！有岡くんは何部？』



「俺？帰宅部」
「大学受験あるし、大変だし」




『ふーん、そっか』




「なんで？」




『俺も部活入る気はないから、一緒に帰りたいなーって思って』






俺は "友達" の "有岡大貴" として 過ごすのか







"恋人" の "有岡大貴" は 一生戻って来ないんだろうな









「いいよ、！」









『ねぇ？大ちゃんって呼んでいい？』






大ちゃん なんて呼んでる人は "昔" の山田だけだった







『………』






「ダメ……かな？？」




なんて顔を覗き込んでくるから





「…っいいよ」


と言うしかなかった









心臓がバクバクして







息が苦しくなったのは









知らないふりをした

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