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彼女以外のお客さんは皆店から出て行ってしまった
梓さんも何故か気を遣って 休憩して来ますね と一言だけ残してどこかへ行ってしまった
俺はと言うと、泣いている彼女をそのままにできる筈もなく彼女の隣に座る
「すみませんでした、急に泣いちゃったりしちゃって…」
少しして、泣き止んだ彼女に声を掛けられる
エプロンのポケットに入っていたティッシュと温かいおしぼりを渡す
「あの、」
「あー…、目元が腫れてしまってはいけないと思っておしぼりを準備したんですけど、やっぱり使いませんよね....」
「すみません、そこまで気を遣わせてしまって」
おしぼりありがとうございます、使わせてもらいます
そう言うとおしぼりで目元を覆って
学生の頃の話なんですけどね、と喋り始めた
「中学生の時から付き合ってた人がいたんです。とても大切な人で、この人のためならなんでもできる!ってくらい。.....今はどこでなにをしているかも知らないんですけどね」
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まこと(プロフ) - みかんさん» 少しですが、更新させていただきましたので時間があれば読んでみてください(^_^)評価ありがとうございます。 (2017年1月4日 10時) (レス) id: 5559bc45c8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - このお話とっても良かったので評価をつけさせて頂きました!これからも頑張ってください!応援しています! (2017年1月2日 11時) (レス) id: 73725d1be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこと | 作成日時:2016年12月20日 21時